September 02, 2010

清水 玲子: 秘密(トップ・シークレット) 8

殺人事件の被害者の脳をスキャンすることにより被害者の生前の目撃情報から捜査を行う近未来の警察組織の活躍を描いた作品。

この巻では、前作の後日談のようなインターミッションで組織の未来が語られる短編と、本編が収められている。

本編は奇跡的に死傷者がほとんどいなかった大地震において、3名の死者を出した小学校で何があったのかを探る話。

事件なのか事故なのかも不明の中、新たに検事の立場から組織に加わった新入りの影響もあり、真相はなかなかはかどらず、組織内の情報が外部に漏れる事件も起きる。

前作が政治家も絡めたスケールの大きな事件だったことに比べると、スケールの小ささは否めないが、ドラマ性は高く、やはり「相棒」のようなバランスの良さを感じさせる。

清水 玲子: 秘密(トップ・シークレット) 8 (ジェッツコミックス)

清水 玲子: 秘密(トップ・シークレット) 8 (ジェッツコミックス)

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September 01, 2010

内藤 泰弘: トライガンマキシマム N-5/6

地球から遠く離れた惑星を舞台に繰り広げられるガンアクション活劇の新装版。今回発行されたのはヤングキングアワーズに移ってからの5巻と6巻。

5巻は丸々ウルフウッドの話。出身の孤児院を舞台に、戦いの師と、孤児院の後輩を相手に戦う姿を、孤児院時代のエピソードを織り交ぜて描いている。
主人公のヴァッシュが霞むほどウルフウッドがフィーチャーされていて、巻末は思わず涙を誘う。

6巻はいよいよヴァッシュとナイブズとの決戦。そこへ地球の艦隊がやってきてナイブズを危険な存在として攻撃を加える。さらにレガートも復活し、戦いの行方は混沌としたものになっていく。

最終決戦と言いつつ、次から次へと戦端が開いていくさまは、終わりなき戦いを予感させる。
次が最終巻と分かっていなければちょっとつらいかも。

内藤 泰弘: トライガンマキシマム N-5 (ヤングキングコミックスNEO)

内藤 泰弘: トライガンマキシマム N-5 (ヤングキングコミックスNEO)

内藤 泰弘: トライガンマキシマム N-6 (ヤングキングコミックスNEO)

内藤 泰弘: トライガンマキシマム N-6 (ヤングキングコミックスNEO)

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August 31, 2010

吉野 朔実: period 4

父親の暴力に耐えてきた兄弟の話。

中学生と高校生になった兄弟は資産家の家に引き取られ暮らしている。

次第に性格も生き方も異にし始める兄弟は、復讐クラブというネット上のサイトから発生する暴力事件に巻き込まれていく。

前巻からの流れが今ひとつ思い出せないが、これはこれで面白く読めた。

吉野 朔実: period 4 (IKKI COMIX)

吉野 朔実: period 4 (IKKI COMIX)

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August 30, 2010

小川 一水: 天冥の標 3 アウレーリア一統

全10巻と予告されているSF大作シリーズの第3弾。

西暦でいうところの2300年過ぎの太陽系を舞台に、海賊狩りの若きリーダーが海賊を追いながら謎の動力を追い求める話。

時系列的には第1弾と第2弾の間に入るため、第1弾に登場した《酸素いらず》をメインとして一族の成り立ちや立ち位置、習慣、禁忌などが補足的に語られる。

また、第2弾の終盤で成立した「救世群」も宇宙で暮らすようになり、海賊とのトラブルで重要な役割を果たす。

純粋にスペースオペラ(?)としても楽しめるが、やはりこれまでのシリーズ作品に出てきた登場人物や団体などのキーワードがつながっていくところに面白さがある。

次作が早く読みたいところ。

小川 一水: 天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)

小川 一水: 天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)

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August 20, 2010

山本 英夫: ホムンクルス 13

頭蓋骨に穴を開けるトレパネーションという手術によって、人間の本質が映像として見えるようになった男の話。

自ら再手術し、自分の過去を知っているらしい謎の女の正体を探ろうとする巻。

ずっとそろそろいい加減にして欲しいと思ってきたけれど、この巻の帯には「衝撃のラストまで……あと3巻!!」との文字が。
やっと終わるのかというのと、まだあるのかが入り交じった感覚。

山本 英夫: ホムンクルス 13 (ビッグコミックス)

山本 英夫: ホムンクルス 13 (ビッグコミックス)

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August 19, 2010

奥瀬 サキ: ドロねこ9 2

不思議な能力を持つ「蠱り者」と呼ばれるモノたちを描いた作品。

何と何が戦っていて、どれとどれが敵対しているのか、うまく把握できない。

そのうち分かるときも来るのかもしれないし、来ないかもしれない。

そんな感じ。

奥瀬 サキ: ドロねこ9 2 (バーズコミックス)

奥瀬 サキ: ドロねこ9 2 (バーズコミックス)

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August 18, 2010

志水 アキ: 魍魎の匣 (5)

京極夏彦の原作を志水アキの画によってコミカライズされた作品。

前巻から引き続き謎解きのシーン。
同じ場面で延々とセリフが交わされる。

ちょっとワケがわからないところは、最初から読み直したほうが良いかとも思わせる。

読後感は悪くない。

これを映画化したはずだが、このままなのだろうか。
だとしたら、見てみたいものだと強く感じた。

志水 アキ: 魍魎の匣 (5) (怪COMIC)

志水 アキ: 魍魎の匣 (5) (怪COMIC)

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August 17, 2010

夢枕獏: 大帝の剣 5

夢枕獏のアクション時代劇小説をコミカライズした作品。

この巻では犬、熊と一体化した男・権三と宮本武蔵の戦いから始まり、万源九郎と共に旅することになった謎の女、蘭(舞)が豊臣家の血を引き、天から来た存在に乗っ取られていることが明かされ、宮本武蔵の追っているのが天草四郎時貞であることが語られる。

これらが相互に絡み合い、源九郎と蘭(舞)は伊賀者、天の者、天草四郎に追われる身であることが分かったところで第一部完となっている。

確かに原作もこの辺までしかなかった気がするのだけれど、これでおしまいというのは残念。
この画力を得たことをきっかけに続編が出てくることを期待したいが。

夢枕獏: 大帝の剣 5 (ビームコミックス)

夢枕獏: 大帝の剣 5 (ビームコミックス)

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August 16, 2010

小川 一水: 復活の地 2

小川一水のSF小説を原作とした、みずきたつの画によるコミカライズ作品。

人類が移住した惑星レンカのレンカ帝国を舞台に、帝都トレンカを襲った巨大地震からの復興を描く。

総督代理のセイオは、天軍の助けも借りて現状把握と救出に奔走するが、帝都庁のお役所仕事と縄張り争いに憤りを覚える。
そうこうしている内に陸軍の介入も見えるようになり、混乱の様相を呈していく。

そんなセイオの前に現れた元老に、皇族も全滅したことを聞かされ、唯一遠く離れた皇族を帝都に連れ戻し、摂政とすることを提案される。

割ときっちり作られた災害パニックものの様相となっている。
表紙の印象が大きく違うので注意が必要かも。

小川 一水: 復活の地 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

小川 一水: 復活の地 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

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August 15, 2010

浦沢 直樹: BILLY BAT(4)

第二次大戦後すぐの日本を舞台に、自分の作品が模倣であることを疑い日本にやってきた日系アメリカ人のマンガ家の話。

だったはずだが、舞台はアメリカに移っており、リー・ハーヴェイ・オズワルドが登場。

政府系機関の人間はケヴィン・ヤマガタを探して西部劇のような町を訪れるが、そこには他の組織の手も伸びていた。

作品当初が下山事件をベースにしていたのなら、この巻からはケネディ暗殺事件をベースにしており、分かりやすく面白い。

前巻あたりの脱線したワケの分からなさもないし。

浦沢 直樹: BILLY BAT(4) (モーニング KC)

浦沢 直樹: BILLY BAT(4) (モーニング KC)

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