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May 29, 2005

獣木野生: 愛でなく (4)

環境会議が始まり、早速注目を浴びる発言を醸して事件も起きる巻。
アクションもふんだんで、楽しめる箇所がふんだん。
やはり悪役が出てくると話が締まります。

次回はいよいよシャカ王の登場。

獣木野生: 愛でなく (4)

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May 28, 2005

よしなが ふみ: フラワー・オブ・ライフ (2)

ひと癖もふた癖もある登場人物たちによる高校青春もの。
2巻は新キャラとして隠れてマンガを書いていた武田さんが登場。
さらに文化祭での劇ネタもあり、盛りだくさん。
連載時も面白かったが、まとめて読むとその奥深さがさらに面白さを誘う。
いずれにせよ、作者が楽しそうに書いているように感じられるのが清々しい。

よしなが ふみ: フラワー・オブ・ライフ (2)

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May 23, 2005

野沢 尚: 龍時 01-02 文春文庫

16歳のサッカー少年が単身スペインに渡って活躍、成長する話。

寡聞にしてサッカー小説というものを読んだことがない。
多分にこれまでなかったのだろうと思い込んでいた。
この作品は十分にサッカー小説と言って良い。実際にフィールドでプレーしている感覚が伝わってくるからだ。
ただ、そのためにある程度の専門用語の把握とその言葉から映像を描き出すことを読者に強いていることは同時に欠点でもある。
それでも、サッカーファンと名乗るからには、このくらいの作品を楽しめないとダメだと思う。

途中端折っているところもあるけれど、2001年から2002年のサッカー情勢(チーム名や選手名、置かれている状況)を忠実に背景に織り込んでいるところは、非常に勉強したあとが見て取れる。
それをリアリティと褒めることもできるけれど、どちらかといえば、そうでもしないと舞台設定を描き出すことができなかったと言うことではないだろうか。
それが今のサッカー小説の限界であるのかもしれない。

ちなみに自分のもっとも好きなサッカーマンガは「ORANGE」です。

野沢 尚: 龍時 01-02 文春文庫

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May 22, 2005

安彦 良和: クルドの星 (上)

クルディスタンを舞台に、日本人とクルド人の血を引く少年が運命に翻弄されながら活躍する冒険活劇。

確か「少年キャプテン」の創刊号からの連載だったと思う。
単行本も持っていたはずだが懐かしさの余り購入。
ストーリーもスピード感があって面白く、クルディスタンという未だに微妙な情勢にある地域を舞台にしていることで古さは感じない。
途中からは箱船伝説も出てきてSFっぽい味付けもあったりする。

版元はチクマ秀版社。「レジェンドアーカイブス」という復刊企画の一冊とのこと。
原稿のカラー頁は完全に再現するなど、そのポリシーは好感が持てる。
下巻にも期待。

安彦 良和: クルドの星 (上)

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May 21, 2005

たがみ よしひさ: 軽井沢シンドロームSPROUT episode5

帰ってきた軽SYNも5巻目。
ようやく耕平の出番。動けなくなっていた原因となったエピソードが語られる。

耕平が復活したところで息子の薫平もトラブルから暴走族との争いに巻き込まれる。
今さら暴走族かとも思うけれど、それは作品中でも突っ込んでいるし、何より耕平やジローが活躍しそうなので単純に楽しみ。

ところでカバーの裏表紙部分に書かれたあらすじに決定的な誤植があるんだけど...

たがみ よしひさ: 軽井沢シンドロームSPROUT episode5 (5)

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May 16, 2005

ひぐち アサ: ヤサシイワタシ

大学の写真サークルを舞台に先輩女性と後輩男性との恋愛模様を描いた作品。
奔放かつストレートに積極的な女性に対し、写真という新しい目標を見つけたばかりで恋愛初心者の男性は、徐々に齟齬をきたしていく。

日本映画で言えば「ひまわり」や「贅沢な骨」(どちらも行定監督だな)、「BeRLiN」といった作品のような印象。
ただ、表現方法はもう少し優しくてもよかったかと思う。特に脇役の人々の描写が少ないので、後半にいたるヤマ場での登場人物の言葉が今ひとつ響かないのだった。

とはいえ、アフタヌーンってこういう話も載せているんだねえ、という感じ。
「大きく振りかぶって」の流れで読むと痛い目に遭うかも。

ひぐち アサ: ヤサシイワタシ 2 (2)


ひぐち アサ: ヤサシイワタシ 1 (1)

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May 15, 2005

ひぐち アサ: 家族のそれから

母親を亡くした中高生の兄妹と、その母親と結婚して間もなかった若い義父が共同生活する話。
悲しみの受け止め方と、日々の生活に不器用な3人が気持ちを通わせていく様を描いている。

もう一編の短編は同性愛の高校生と体に麻痺の残る高校生の話。

アフタヌーンって読んでないけど、こんな話も載せるんだな、と思った。

ひぐち アサ: 家族のそれから

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May 14, 2005

菊地 秀行: 魔界都市 <新宿> 【完全版】

1982年刊行の菊地秀行デビュー作およびその第二弾を合本しての再刊行。
「魔震」と呼ばれる謎の地震により外界と隔絶された新宿区を舞台に繰り広げられるSFアクション小説。

この舞台設定は、その後の菊地秀行の秋せつらシリーズ、魔界医師メフィストシリーズなどで発展していくことになる、その原点というべき作品。
言ってみれば、最初のアイディアで、その後20年以上に渡って食っているわけで、その意味で価値は高いと言えよう。

改めて読むと、そのメフィストを初めとしてアイディアの源泉が詰まっていて、確かに原点として意義のある再刊行だろう。
また、作品としてのスピード感やキレの良さは、最近の作品よりも優れていると言えなくもない。
主人公がシリーズで作品を重ねるたびに強くなりすぎるが故に、敵も強くなり収拾がつかなくなるようなことがないだけ、読む側もテンションを維持する必要がなく、気持ちを楽にして読むことができる。
オリジナリティを云々する意見もあるが、著者自身があとがきでネタばれをしているだけに、それを非難するのではなく、20年に渡って味付けしてきたことは評価されるべきだろう。

ちなみに加筆修正をされていると言うが、その箇所は確認していない。

菊地 秀行: 魔界都市 <新宿> 【完全版】

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May 06, 2005

APPLESEED

2004年公開の劇場版アニメのDVD化。

斬新な映像は家庭で見ても迫力あるものに仕上がっている。サラウンドサウンドも効果的。
ストーリーもスピード感を維持しながら何とか謎解きものに仕上がっており、分かりやすくよい出来と言えよう。

映像特典は驚くほどのものはなし。

: APPLESEED

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May 05, 2005

新選組 ! 完全版 DVD-BOX

さすがに全部を観る時間はないので映像特典だけ。

第壱集の特典は主に放送開始前の予告もの。
いずれも香取慎吾や優香など、昨今の大河ドラマにありがちなアイドル強調路線で大して面白いとは思えず、唯一三谷幸喜の名前だけで期待できるものであったことを思い起こさせる。

第弐集の特典は未公開シーン、未公開シーンを三谷幸喜が解説、三谷幸喜と音楽担当服部隆之の対談番組など、1年観てきたものにとってはありがたみと面白さがあるもの。

こうして大きく前半と後半に分けると、その色合いの違いが強調される。
牧歌的な多摩での青年時代、意を決して京都へ出て行く時期、京都で思い通りに行かず、それでも組織を作っていくのが前半。
出来上がった組織が活躍し、絶頂の時期から崩壊へ向かっていくのが後半。
当たり前の時代劇であれば後半だけでも良いのだろうが、前半が充実していたのが大河ドラマなのであろう。
いずれにせよ、これまで断片的な人物名と年表に出てくる事件しか知識のなかった幕末の図式がこれで明確になったことに感謝したいドラマなのだった。

新選組 ! 完全版 第壱集 DVD-BOX

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May 04, 2005

PARASITE DOLLS〈劇場版〉

"ブーマ"と呼ばれる亜人と人間が共生する東京を描いた近未来SFアクションアニメ。
3話構成で、徐々に主人公たちの属している警察組織とブーマを巡る問題点が明らかになってゆく。
劇場で観たときにはそれほど気にならなかったが、後半になるにつれて段々映像がまともになっていくのが見もの。
特典映像はほとんどなし。

PARASITE DOLLS〈劇場版〉

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May 03, 2005

NHKスペシャル 地球大進化 46億年・人類への旅 DVD-BOX 2

地球の成り立ちから人類の誕生までを最新の研究結果を基に贅沢な映像技術で見せている作品の後半。
哺乳類の登場から人類の登場までを描いている。

いずれも自然環境の変化が生物の進化を促し、それが人類につながっていることを分かりやすく見せている。
地球が何度も大規模な自然環境の変化を見せていたこと、そうした原因があるからこそ生物の進化という結果が現れたということから、物事には原因と結果があるんだということを歴史や進化の中にもあるんだということを教えるには良い教材だと思う。

ところで、この作品では最新の研究結果を基に映像を構成しているが、これらの研究結果は我々が学校の授業で習ったものとは大きくかけ離れている。もしくは出てこなかった内容が多く含まれている。
そうした内容については、もう少し詳しく解説して欲しいと思うところがある。
例えば、「哺乳類型爬虫類」が恐竜が出てくる前に繁栄していたくだりがあるが、普通の爬虫類とはどう違うのか、解説はほとんどない。
また、「大陸移動」に関しても5回目で大きく取り上げられているが、それ以前にもあったはずの大陸移動に関しては簡単にアニメーションで描かれているだけだ。各回で取り上げられた時代の地球はどんな姿をしていて、今の大陸地図とどう違っていたのかは知りたいところ。

そんな注文を付けたくなるほど、面白いし、ためになる映像作品。NHKという組織でないと作れないものだと思わせてくれる。
やはりナビゲーターは必要ないように思われるけれど。

NHKスペシャル 地球大進化 46億年・人類への旅 DVD-BOX 2

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May 02, 2005

星野 架名: カンパネルラはふりむかない

パラレルワールド系SFファンタジーなどを収めた短編集。

その昔、絵柄とジュブナイルっぽい少年少女が主人公のSF設定が好きで単行本を一揃えしていました。
新刊ということで久し振りに手に取ってみましたが、新作というのに変わっていないスタイルにちょっと感動しました。
とはいえ、少々恥ずかしい登場人物たちの名前と、真っ正直なキャラクター付けには、物足りなさも感じたりします。それが良さでもあるのですが。
昔NHKでやっていたというSF少年ドラマシリーズが好きな人にはオススメです。

星野 架名: カンパネルラはふりむかない

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May 01, 2005

愛でなく (3) 新書館ウイングス文庫 パーム12

環境問題に真っ向から向き合いつつ、それぞれの男女関係に進展が見られる巻。

連載中や単行本のペースでは環境問題のレクチャーが押しつけがましくも思えたけれど、このペースで読んでいくとバランスの取れた印象を受けるのは不思議。

獣木野生: 愛でなく (3)

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