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September 05, 2005

鷺沢 萠: ウェルカム・ホーム!―児島律子

一流の証券会社に勤める40代女性の話。

2度の結婚生活の中で、仕事をする女性の生き方を認められず、離婚という選択をせざるを得なかった、これまでの来し方を振り返る。
そこには戦前生まれの男性、名家と呼ばれる家の保守的かつ浮き世離れした生活態度が自分の生き方を認めてくれなかったものとして描かれている。
また、バブルの崩壊が様々な形で生活というレベルで影響を与えていることがさりげなく描かれている。

家柄だとか、男の度量の狭さだとか、フェミニズムの本で言えば古典のような事例が並び、鼻で笑われそうな内容なのだけれど、初出で見ると2005年の作品となっているので、現実の感覚はこんなものなのだろう。
と同時に、多分に主人公と同じような年代の女性が読むことを想定しているのだろうけれど、そうした雑誌があることに軽い驚きを感じた。

原作の鷺沢萌、作画の入江紀子という組み合わせはちょっと痛々しいくらいで良い感じ。
ただ、タイトルに主人公の名前が入っていることからシリーズ化されるものなのか、一抹の不安が残る。

鷺沢 萠: ウェルカム・ホーム!―児島律子

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