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November 30, 2005

安彦 良和: マラヤ

文明が破滅し原始の世となった未来、女性優位で作られた世界を巡る話。

主人公マラヤは、男性の欲が文明の破滅をもたらしたとして女性のみで構成されている断崖に囲まれた世界の闘士だったが、同じ闘士の妬みにより外の世界に堕ち、男性で構成されている社会を知る。

作者本人があとがきで語っているとおり、男女の立場を入れ替えて女性が支配する世の中になったとしてすべてがうまく行くのか、といったフェミニズムのあり方についてのメッセージが色濃く出ている。
その割に、ファンタジー作品としては定番だけれど、今ひとつ役割のはっきりしない竜が登場するなど消化不良の部分も残る。
あまりに予定調和なラストも今ひとつ。

本書はチクマ秀版社のレジェンドアーカイブスという企画の中の作品。
高額なだけに、オールカラーページで質の高い紙を使った贅沢な作りとなっており、作者のファンであれば揃えておきたい体裁となっている。

安彦 良和: マラヤ

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