山崎 峰水: くもはち
明治の東京を舞台に怪談作家のくもはちと挿絵画家のむじなコンビの活躍を描いた作品。
大塚英志のハードカバーを原作としたコミカライズ。
原作は読んでおり、のっぺらぼうと言う設定のむじなをどのように絵にするのか不思議だったが、そのままだった...
数々の不思議な話や妖怪が出てくるが一緒に明治の文学者が登場するのも興味深い。
しばらく前から教科書でしか名前を知らないこれら文学者の人間らしい一面にスポットを当てた作品が映画、小説、新書などで見かけることが多くなったが、こうしたフィクションに登場するのも面白い。
少なからず事実と織り交ぜているのがうまいと感じる。
Comments