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March 29, 2006

箸井 地図: 探偵儀式 3

殺人事件は警察に代わって探偵が捜査するという、探偵の地位が確立された世界の話。

警察に代わって捜査、推理する探偵はヒーロー扱いされ、税金で保障されてもいる。
そんな彼らが一度に大人数死亡する事象が発生。
これは事件なのか。それとも集団自殺なのか。

「探偵儀式」という謎の言葉を手がかりに謎解きは一進一退を見せるが、死亡者が探偵から関係のある一般人に及び始める。

1巻、2巻あたりまではお気楽なすちゃらかマンガのように思えたけれど、3巻で一気に緊迫。
シリアスなまま次巻へと続く。
それが1年後だとしたら待ち遠しいこと、この上ない。

箸井 地図: 探偵儀式 (3)

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March 28, 2006

桑田 乃梨子: 豪放ライラック(4)

不器用で甘えん坊だけれどやる気だけは人並み以上にあるために周りに迷惑かけるばかりの女子高生の話。

4巻ともなると、それぞれにキャラクターが立ってきて、エピソードも脇の人々に焦点を当てたものが多くなってくる。
それらは大抵の場合、面白くなかったりするのだが、桑田乃梨子作品では期待を裏切らない出来となっている。
今回では後輩・葉山や石蕗家庭科部長のエピソードが面白い。

なんとなく限定版のドラマCD付きを購入してしまったが、聞いていないし聞く予定も今のところなし。

桑田 乃梨子: 豪放ライラック(4) ドラマCD付き限定版

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March 27, 2006

ひぐち アサ: おおきく振りかぶって Vol.6

1年生だけの新設野球部の活躍を描いた作品。

夏の甲子園予選埼玉県大会初戦、3回から6回までを描いた巻。
超人も魔球も登場しないけれど、それだけに緊張感を保ちながら試合を描いていくのは難しい。
それを、ワンアウトも省くことなく描いている真摯な態度は好感が持てる。

昔の野球マンガはどれもそうだったような気がするが、いつの間にかプレーの1つ1つを丹念に描くことを避けてしまっている。
それはもしかすると週刊誌連載の制約なのかもしれないけれど、野球というスポーツに対する影響を考えるならば、決して良いことだとは思えない。

そんなことも考えながら少しでも長く頑張ってほしい作品。
次巻も試合だけで終わりそうだけれど。

ひぐち アサ: おおきく振りかぶって Vol.6 (6)

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March 26, 2006

探偵事務所5” Another Story File 1

川崎の探偵事務所5に所属する5で始まる3桁のナンバーで呼ばれる探偵たちの話。

Another Storyというのは映画版に対してインターネットで公開されている作品であるらしい。
File 1には「5を継ぐ者たち(前・後編)」を収録。中井庸友監督作品。

柏原収史演じる探偵596は失敗ばかりの新米探偵。ある日、石橋蓮司演じるベテラン探偵511の尾行を命じられる。
すぐに見つかってしまう596だが、それを見た511から探偵の手ほどきを受け始める。
そんな中、511が刑事時代に検挙した爆弾魔が現れる...

探偵596の新米っぷりは観ているものをイライラさせる感じが良い。探偵511のベテランぶりは言うに及ばず。
爆弾魔の事件はそのトラップによりストーリーに緊迫感を与えているが、肝心の爆発シーンは3回の内、2回が迫力のないCGであるのが残念。

: 探偵事務所5” Another Story File 1

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March 25, 2006

大塚 英志: 試作品神話

6人の子供たちによる神と破壊についての寓話。

西島大介のイラストレーションとのコラボレーション(というのか?)により、それなりに読める作品にはなっているけれど、所詮は「多重人格探偵サイコ」に登場するルーシー7を想起させるものであり、読者もそれをイメージしてくれる層を期待しているレベルに過ぎない。

大塚 英志: 試作品神話

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March 24, 2006

唐沢 俊一: 奇人怪人偏愛記

世の中の変わった人についてのエッセイ集。

まえがきに世の中の枠から外れた人たちへの興味について書かれているので、そうした人たちの逸話が満載かと期待して購入。
しかしながら、中味は割と一般的なエッセイ。
もちろん、変わった人の話したエピソードも含まれているけれど、この著者の本を買おうという人が心温まるエッセイを期待しているはずもなく、その意味で言えば期待の最低ラインに届いているかどうか。

それでも、ところどころには雑学がきちんとまとめられており、蘊蓄に使えるネタもあるので実用性もゼロではない。

唐沢 俊一: 奇人怪人偏愛記

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March 23, 2006

たがみ よしひさ: ベルリンの豹―W.W.2ドイツ装甲部隊戦記

第二次世界大戦中を舞台にした兵士たちのエピソードを描いた短編集。

史実に基づいているとはいえ、歴史の表舞台に登場する人物はほとんど登場せず、兵士たちの戦いをフィクションとして描いている作品が並ぶ。
友情や裏切りなど人間関係を描いたシーンはほとんどなく、どちらかと言えば戦車が描きたかっただけのような印象を受ける。もちろん、女っ気は一切ない。

一読して松本零士の戦場ロマンシリーズを思い浮かべたが、まだそちらの方が人間関係や機械に対する人の情熱と言ったものが描かれていたような記憶がある。

後半に収録されている日本を舞台にした短編の方がまだ面白く読める。

たがみ よしひさ: ベルリンの豹―W.W.2ドイツ装甲部隊戦記

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March 22, 2006

わかつき めぐみ: 夏目家の妙な人々

ほぼ専業主婦の父親と仲の良い母親と個性的な3兄弟のいる夏目家の話。文庫化。

隣に越してきた母子家庭の母娘3人家族が夏目家に出入りする内にうち解けてゆくストーリーを軸にしながら、個性的な夏目家の面々のエピソードを散りばめていく。

心地よいほのぼの感はわかつきめぐみ作品の特徴。
それが全編に渡って漂っており、癒され度も高かろうというもの。
後日談のエピソードもそれらしくて良い感じ。

わかつき めぐみ: 夏目家の妙な人々

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March 21, 2006

吉野 朔実: 瞳子

大学を卒業してからも仕事をせずに友人たちとの楽しい時間を過ごしている女性の話を始めとした短編集の文庫化。

主人公の瞳子は森澤、天王台といった友人達と音楽など共通の趣味の話題に興じることが好き。
一方で、母親や言い寄る男性との関わり方にはどうしてもポイントを外してしまう。
そうした感情を言葉にしながら自覚していくところが吉野朔実作品の特徴だと思う。

それらはその他の短編にもよく表れており、満足度は高い。
とはいえ、明るい話ばかりではなく、どちらかと言えば悲しくなる話が多いので世界観にはまりたい人は注意が必要かもしれない。

吉野 朔実: 瞳子

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March 20, 2006

曽田 正人: め組の大吾 9

若き消防士の活躍の描いた作品。文庫化の9巻目。

消防本部にインパルスという機動力を備えた消火装備が導入され、大吾も担当となる。
しかし、その直後の出動で火に巻き込まれてしまう。
無事ではあったものの、火に対する恐怖を実感することで、五味消防司令の逸話と周りからの畏怖の念を理解する大吾。
そして遂に空港工事現場での惨事に遭遇する。

挫折と次なる大きな壁の出現というバランスの取れた巻。
次巻への引きとしてはかなり力強さを感じる。

曽田 正人: め組の大吾 9

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March 19, 2006

探偵事務所5”~5ナンバーで呼ばれる探偵達の物語~スペシャルBOX

川崎の探偵事務所5に所属する5で始まる3桁のナンバーで呼ばれる探偵たちの話。初見。

濱マイクシリーズの林海象がいつの間にか始めていた新しい探偵モノのプロジェクト。
映画版とインターネットオリジナル版が存在するらしい。
これは映画版として制作された2編のBOXセット。

探偵591「楽園」
成宮寛貴演じる探偵591は、そのナンバー通り探偵成り立ての新米。
初仕事を待つ間に探偵事務所設立者の孫娘に親友の失踪事件調査を依頼される。
美容整形病院が絡んでいると掴んだ591は、先輩探偵たちの協力もあり、依頼人の親友を助け出すことに成功するが、後味の悪さを残す。
どちらかと言えば、このプロジェクトの顔見せの要素が強く、ストーリーはよくある話に過ぎない。
とはいえ、プロジェクトを通したカラーのようなものは画面や音楽などできちんと表現されており、このあとの作品を見続けるか否かの判断には適していると言えよう。

探偵522「失楽園」
宮迫博之演じる探偵522は男女間のトラブル専門の探偵だが、特別に長期に渡る調査を許されている。
その調査対象である美容整形病院に最近関わった新米の探偵591に釘を刺すが、引き続き登場する探偵事務所設立者の孫娘が病院に潜入したとの連絡を受け、一緒に現場に向かう羽目になる。
事前に潜入させていた内偵者とも合流し、院長の姿を追うが...
「楽園」よりは緊迫した展開はしっかり楽しめる内容。永瀬正敏の出演も嬉しいサービス。
宮迫の演技は安定感あって問題なし。成宮寛貴の口調は誰かに似ていると思ったら香取慎吾?

取りあえず、このシリーズは引き続き観ていくことに決定。

: 探偵事務所5”~5ナンバーで呼ばれる探偵達の物語~スペシャルBOX

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March 14, 2006

大和 哲: ウィルコム W-ZERO3 PERFECT GUIDE

2005年末に発売されたウィルコムの人気PHS一体型PDAの解説本。

大抵はマニュアルや解説本の類は読まずにモノは使い始めるのだが、さすがにこればかりは必要だと思って購入。
PDA自体を使うのが久し振りだったので、そのトレンドや操作の作法がかなり進化しているという印象だったためだ。
また、PDAはプリインストール以外のソフトをインストールして使えることが特徴としてあるが、それらもどういうモノがあるのか知りたかった。

この人気モデルに関する本はいくつか書店に並んでいるため立ち読みでざっと目を通したが、一番バランスが取れているような印象だったのが、この本。
他には単にマニュアルを易しく図解を多くして書いているだけのモノや、逆にいきなりPDAの作法を知っていることを前提に書かれており何だか分からないようなモノだった。

久し振りもしくは初めてPDAに触れて、その使い方をきちんとマスターしたいと考えており、さらに面白そうなソフトを使ってみたいと考えている人にはピッタリのように思える。
簡単にソフトの開発環境についても触れられており、日曜プログラマーにも参考になるかもしれない。

大和 哲:  ウィルコム W-ZERO3 PERFECT GUIDE    PERFECT GUIDEシリーズ (4)

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March 13, 2006

清原 なつの: 花岡ちゃんの夏休み

1970年代後半に描かれた短編集の文庫化。清原なつの作品の文庫化を進めているハヤカワコミック文庫より。

絵柄はいわゆる当時の少女マンガの典型ではあるけれど、表題作の「花岡ちゃん」は理屈が先に立ち、感情を理性的に分析したりするキャラクター。
その他の作品でも、そんな清原なつのテイストのキャラクターたちの織りなすエピソードが心地よい。

最初に読んで、その絵柄を受け付けない人にはその他の少女マンガとの区別はつかないかもしれない。
けれど、それを受け入れさえすれば、その中の微妙な差異を感じ取ることができるだろう。

そうした感受性は何も女性だけが持ち合わせているのではなく、男性にも少なからずあるものだ。
多分、作者が理系であることを感じ取った同類の士が多かったものと思われ、3割程度が男性からのファンレターであったことがあとがきマンガで披露されている。
自分は世代的には1つ後になるけれど、そんな清原なつのテイストに惹かれた感覚は持ち合わせていると思う。
今も近所の理系大学の近くの書店がコミックの中で清原なつの作品だけは平積みしているのを見るたびに、ここにも同類の士がいるのだな、と感じ入ってしまう。

清原 なつの: 花岡ちゃんの夏休み

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March 12, 2006

大塚 英志: 黒鷺死体宅配便

大塚英志・原作、山崎峰水・画のホラーコミックの文庫版。

仏教系大学の個性派5人が身元不明の死体の依頼を受ける話。
まだ古い作品ではないので記憶は定かで、取り立てて懐かしさを感じることはない。

番外篇として「松岡國男妖怪退治」が収録。
こちらがなかなか読ませるのでお得感はある。

大塚 英志: 黒鷺死体宅配便

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March 10, 2006

樹 なつみ: 獣王星 1 完全版

太陽系外の星系で陰謀により流刑星に落とされた少年がたくましく生き残っていく様を描いたSF作品。

完全版とあるように、すでに物語は完結していて単行本もすべて揃っている。
にもかかわらず、判型を変えて再版されたのはアニメ化が決まったことによるものらしい。

とりあえず1巻はエリート育ちの少年が運命に翻弄されるまま、流刑星で何とか生き延びていこうとするまで。
完全版とされている所以はまだ不明。

樹 なつみ: 獣王星 1 完全版 (1)

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March 09, 2006

久世 番子: 暴れん坊本屋さん 1

本屋さんに勤めるマンガ家のエッセイコミック。

一応フィクションと書かれてはいるけれど、一通り本当なのだろうなと思わせる内容。
書店員の仕事の中味が赤裸々に描かれ、その苦労が忍ばれたり、ちょっとしたエピソードにクスリとさせられたりする。

とはいえ、その内容の大部分は社会人経験があればどんな業界でも経験することだろうな、と思えた。
理不尽なことがあったり、顧客や取引先に困らされたりといったことは、小売業を始めとして多くの職場にあるものだと思うし。

もし、この作品がためになるとするなら、まだ社会人経験がなく、本屋さんに憧れる本好きのお子様たちかと。

久世 番子: 暴れん坊本屋さん (1)

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March 08, 2006

浦沢 直樹: 20世紀少年 21―本格科学冒険漫画

子供の頃の空想がどんどん現実となっていく話。

1巻から18巻までを一気読みをしたため、その後の展開がまだるっこしく感じられる。
さらに、これまでどんな登場人物が出てきたかの記憶も定かでないのだが、「ともだち」の正体を探るに当たって子供の頃の記憶に新キャラクターが出てくるような展開はいかがなものか。
それとも皆が納得するような大どんでん返しがあるのだろうか。
ちゃんとこれまでを読み返せば簡単に分かるのかもしれないけれど、そこまでの根性はないのだった。

いずれにせよ、「ともだち」が遂に動き出して次巻へ続く。

浦沢 直樹: 20世紀少年 21―本格科学冒険漫画 (21)

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March 07, 2006

夢枕 獏: キマイラ青龍変

長編小説キマイラシリーズの最新刊。
まるまる一冊がサイドストーリーで構成されており、外伝とも言うべき作品となっている。

この巻で描かれているのは宇名月典善と龍王院弘。
正直、本編でどのような関わりをしているキャラクターだったか思い出せない。
読み始めてしばらく経ったところで、本編ではないと分かったくらいだ。

さらに、この巻には本編のストーリーであるキマイラに関わる描写はまったくない。
龍王院弘が宇名月典善と出会い、格闘技(格闘術?)を学んでいく様が淡々と描かれている。

それなのに、面白い。
キマイラシリーズがどんな展開まで来ていたのか思い出せなかったにも関わらず、最後まで気にならずに読むことができた。
多分、これまでキマイラシリーズを読んだことのない人でも本編に関わる内容がないため単純に格闘技小説として面白く読めるはずだ。

やはり格闘技を描かせたら夢枕獏は掛け値なしに面白い。
そのことを再認識させられる一冊。

夢枕 獏: キマイラ青龍変

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March 06, 2006

獣木 野生: 午前の光 2

壮大な大河ドラマPALMシリーズ第28弾。

マフィアのボスでありジェームスの義父、アーサー・ネガットが倒れたことでマフィアは跡目争いの混乱に陥る。
その中に巻き込まれたジェームスは、周りの心配をよそに単身マフィアとの話し合いに赴く。

面白いことは面白いのだけれど、長年読んでいるとジェームスの行動パターンはある程度読めているので、単身乗り込むことも、そこでどんな態度に出るかも予想がつく。
そんな予想がつく行動に右往左往している周りの登場人物たち、特にカーターがまどろっこしく思える今日この頃。

獣木 野生: 午前の光 2 (2)

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March 05, 2006

西 炯子: STAYプリティーFirst Love

田舎の中学生カップルを描いた作品。

数年後にダムの底に沈むことが決まっている村で素直に育った中学生たち。
そこへ若い男性教師とさらに若い妻の新婚夫婦が越してきたことをきっかけに、お互いを意識し始める。

伸びやかな村の様子は微笑ましいが、作者独特のシニカルな感じはなりを潜めている。
中学生たちの微妙な感情のやりとりはよく出ているけれど、ラストも意外といっては失礼なほどに素直なハッピーエンド。
そこに物足りなさも感じてしまうのだった。

西 炯子: STAYプリティーFirst Love

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March 04, 2006

菊地 秀行: 幽王伝―魔剣烈風篇

江戸時代を舞台に、剛剣を扱う男の活躍を描いた作品の続編。

時代劇とは言っても、あくまで伝奇ものなので相手は謎の技を使う「冥府流」。
これが謎なだけあって剣の技なのかどうか、文章からはよく分からない。
また主人公を敵視しているようではあるものの、野望の実現を優先して対決を回避するなど煮え切らないまま続巻に続く。

やはり剣を扱う以上は、その使い方がきちんと描かれていないといけないと思うのだった。

菊地 秀行: 幽王伝―魔剣烈風篇

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March 03, 2006

小山田 いく: きまぐれ乗車券

歴史雑誌でアルバイトとして働く高校生が取材先まで列車で旅する表題作を始めとする短編集。

復刊ドットコムによる企画で復刊されたものだが、表題作は単行本で持っていたし、何より復刊がその単行本を底本しているため、せっかく大きくなった判型にもかかわらず画面が若干不鮮明。
それ以外の作品は初単行本化。

そのひとつ、「すぺしゃる料理人」は読み切りで雑誌の切り抜きも保管していたはずだが、ひたすら懐かしい。
ちょっと大人な感じが子供心に憧れだった。

予告ページによると「すくらっぷブック」もこのシリーズで復刊されるらしいが、正直この出来では考えてしまう...

小山田 いく: きまぐれ乗車券

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March 02, 2006

幸村 誠: ヴィンランド・サガ 1・2

北欧バイキングを描いた作品。

「プラネテス」の幸村誠の新作という見出しに誘われ、1巻、2巻と一気買い。

1巻はアシェラッドという首領が統率する「北の民」の傭兵集団と、その集団に属するトルフィンという少年兵の活躍を描く。
1巻の後半から2巻は、トルフィンがアシェラッドの団に属しながらもアシェラッドに決闘を申し込む間柄になった理由を、過去から描いている。

舞台設定からして、知っているようで、あまり知らない題材を持ってきているのが心憎い。
父親の敵をつけ狙ったり、その父親が名だたる戦士なのに戦いを捨てて平和を愛するようになっていたりといったモチーフは、これまでどこかで読んだような気がするけれど、設定だけで新鮮な印象を受ける。

次巻が楽しみな作品がまた1つ増えた...

幸村 誠: ヴィンランド・サガ 1 (1)

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March 01, 2006

ひらりん: 多重人格探偵サイチョコ 2

多重人格探偵サイコのパロディ4コマ集。

前巻はまだ明確に元ネタがあり、そのパロディであったが、この巻ではパロディとしてのキャラクターが独り立ちを始めている。
その発展として、元ネタなしの作品や、4コマを続けた短編とも言えるような作品まで登場している。
そのいずれもが面白いかと言われると、何とも言えないものがある。

パロディはあくまでパロディであり、それが独り立ちしていくパターンも否定はしないけれど、それには確かな力が必要なのだと感じてしまうのも、また確か。

ひらりん: 多重人格探偵サイチョコ (2)

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