田中 メカ: 7時間目ラプソディー
クラス委員の主人公(女子高生)と担任国語教師との恋模様を描いた作品。
恋愛相談室を開いている担任教師の軽さに不愉快さを隠せない主人公だったが、その対応が真剣な動機に基づいていると知ったところから意識し始める。
奥手な主人公、立場を越えて意識し合いながら言い出せない二人、ライバルの登場、と少女コミックの王道パターンを踏まえていながら、独特の間の外し方が笑いを誘う。
この作品では、主人公に一方的に想いを寄せるライバルの存在が珠玉。ラストのオチにもなってるし。
表題作以外には作者の初期短編作品を収録。
柱には絵が下手とか卑下して書かれているけれど、意外に変わらない雰囲気を醸し出していることに驚く。
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