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May 02, 2006

高橋 ツトム: 鉄腕ガール―Girl professional baseball foundation

戦後の日本でプロ野球選手を目指した女性を描いた作品。文庫全5巻を一気読み。

失礼ながら、書店で表紙は見ていたものの、SFかファンタジーだとばかり思っていた。

女給をしていた主人公が怪しげな興行師の話に乗って野球を知るところから始まり、女子プロ野球選手を目指すが、オーナー企業の戦略により一躍時代のヒロインに仕立て上げられてしまう。

このくだりは、戦後女性の身分が平等になって世に出て行こうとしている勢いや意気込みがそのまま表れていて無理がなく入っていける。

その内、女子プロ野球の話はさておき、アメリカ女子代表チームを招いての日米決戦が話の中心に。
その試合が賭け試合になったことで、トラブルにも巻き込まれながら、ゲームはヒートアップ。
ところが試合は中途半端な形で没収。舞台はアメリカに移り、一流メジャーリーガーとの対決を目指していく。

日米決戦が盛り上がっただけに、その後のアメリカ編はどこまで行くのかなぁ、という感覚を引きずりつつ、怒濤のラストへ。
最後は現代から振り返る形にして、ちょっとしんみりさせるエピローグもあるが、これは簡単には映像化させないぞ、というメッセージなのかな、と思ったりした。

意外にも熱くなれて、泣ける作品だけど、一気読みできないとストレスが溜まるものでもあるかもしれない。

高橋 ツトム: 鉄腕ガール―Girl professional baseball foundation (1)

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