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May 08, 2006

押井守: 雷轟rolling thunder PAX JAPONICA

ベトナム戦争を戦う日本軍を描いた仮想戦記もの。

最初の章はアメリカ南北戦争から始まり、史実とは異なり北軍の勝利にはならず、アメリカが南北に分裂してしまうという前提で歴史は作られる。
その結果、国力に劣るアメリカは世界大戦に参戦できず、太平洋は日本の支配下となる。
結果、ベトナム戦争に参戦するのも日本という構図の中で戦場での一場面が語られる。

こうした構図が事前に説明なく始まるので、理解するまで少々時間を要する。
理解したとはいえ、文体は軍事兵器に対する蘊蓄が中心の膨大なテキストにより構成されているため、決して読みやすいとは言えない。

本の後半は物語ではなく、この作品が書かれた経緯、狙い、今後の予定などがあとがき、エッセイ、インタービュー形式で述べられている。
その意味では、本編は本編の半分だけで、少々物足りなさも感じる。

また、演出上の狙いなのだろうが、インクが茶色なのも書物としては気になる。

押井守: 雷轟rolling thunder PAX JAPONICA

押井守: 雷轟rolling thunder PAX JAPONICA

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