松本 充代: Dutch Doll
危うい性を生きる若者たちの姿を描いた中短編集。
懐かしい作者の名前を見て思わず購入。
清原なつのの若いときのようなシンプルな絵柄で赤裸々な性を描いた作家としていくつか作品も持っていたはず。
この本に収録されているのは、SMやスカトロ、ドラッグまで描かれた作品たち。
サイコサスペンスのようなストーカーものから東京に出てきた若者の末路を描いた作品までドラマ性には富んでいる。
ただ、この作者の良さはこういう話を描くからだったか、うまく思い出せない。
あとがきによると、今世紀初めての単行本だそうだが、収録作品はいずれも前世紀に描かれたものだそう。
新作があるのか不明、というか調べるほどには興味がないだけ。
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