小山田 いく: すくらっぷ・ブック (2)
長野・小諸の中学校を舞台にした青春グラフィティの復刻版第2弾。
2巻ともなると、各話の構成もこなれてきて、ギャグとシリアスのバランスも良く、散文詩のようなモノローグも雰囲気を盛り上げている。
中学生としては背伸びしている感じはするけれど、当時中学生だったぼくらは、毎週のようにこれを読んでは台詞を真似したり、似顔絵を描いたり、モノローグを書き写していたりしたことを、気恥ずかしく思い出す。
これだけ、その時代の記憶と結びついている作品も珍しい気がする。
ところで、表紙は現在の絵のようだが、イチノが頭良さそうに見えずに気持ち悪い。
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