曽田 正人: シャカリキ! 4
坂を上ることが好きな自転車乗りの少年の話。文庫化第4弾。
インターハイ予選に敗れた亀高自転車部は日の大自転車部との合同合宿に参加する。
ついて行けなければ即送還の合宿で鍛えられた4人は最終日の模擬レースに参加する。
そこでも抜群の登坂能力を見せつけるテルだが、最終のストレートで落車する。
右足の膝内側側副靱帯損傷、くるぶしの骨折で将来の歩行も危ぶまれる中、テルは無謀なリハビリを開始する。
異彩な才能に対する周囲の想い、期待や尊敬、そしてライバル視。それらがレースとアクシデントによって一気に噴出する。
その丹念な描写に1ページごとに涙してしまうのだった。
復活劇は次巻以降。
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