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May 31, 2007

浦沢 直樹: 21世紀少年 上

いきなりタイトルが変わって、外伝なのか、別の話なのかと思ってみたら、『20世紀少年』の続編。ストーリーに区切りがあったわけでもなく、何事もなかったかのように続きが展開される。

結局、「ともだち」の正体も、何が謎として残っているのかよく分からないまま、読み進めていくと、いつの間にやらバーチャルリアリティの世界へ。
そういうアイディア自体はアリだと思うけれど、舞台設定がよく分からなくなったので別にもうひとつ作ったかのようにも思える。

「上」と付くからには、残りは1、2巻なのか?
それで収拾が付くようにも思えない展開のまま次巻へ。

ところで帯に「映画化」の文字が。しかも監督は「堤幸彦」!?
えっと、シリアスに作る気あるのかな?

浦沢 直樹: 21世紀少年 上 (1)

浦沢 直樹: 21世紀少年 上 (1)

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May 30, 2007

桑田 乃梨子: 豪放ライラック 6

不器用で甘えん坊だけれどやる気だけは人並み以上にあるために周りに迷惑かけるばかりの女子高生の話。

最終巻と言うことで、主だったキャラクターとなっていた1学年上の先輩たちが卒業間近である様子を中心に描いている。
それぞれに恋愛模様もまとまっていき、ラストは主人公自らの卒業式まで。

既にそれぞれキャラ立ちしているという利点を生かしながら、1話に最低1つは笑いのツボを押さえながら、ストーリーをまとめていくのは大したもの。
気がつけば作者の最長作品とのことで、読む側にとっても感慨深いものがある。

桑田 乃梨子: 豪放ライラック 6 (6)

桑田 乃梨子: 豪放ライラック 6 (6)

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May 29, 2007

野尻 抱介: 太陽の簒奪者

突如、水星軌道上に作られ始めた太陽を取り巻くリングを巡るハードSF作品。

巨大リングにより太陽光が遮られ地球に訪れた破滅の危機を救おうと奔走する人類の姿を描いた第一部と、リングが異星文明によるものと判明し、その接触までを描いた第二部から構成される。

巨大構造物という発想に驚かされ圧倒されるが、それを補完する科学的描写が作品をハードSFたらしめている。
もっとも、あとがきではいくつかの実現困難な描写が含まれていることを告白しているが。

主人公は白石亜紀という女性科学者。高校の天文部で水星を観測した時からリングへの関わりが始まり、異星文明との接触を夢見る立場でプロジェクトに参加していく。
その人となりの部分については描写が足りない印象は拭えないが、文芸作品ではなくSFとしては必要十分というところか。

ラストのおまけのような描写は『ザ・ワールド・イズ・マイン』を思い起こさせ、蛇足のような印象も受ける。

野尻 抱介: 太陽の簒奪者

野尻 抱介: 太陽の簒奪者

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May 28, 2007

清涼院 流水: 探偵儀式 VOL.4

殺人事件は警察に代わって探偵が捜査するという、探偵の地位が確立されていた世界の話。

探偵の公的組織であるJDC(日本探偵倶楽部)のスキャンダルから解体が発表される中、「探偵儀式」をキーワードとする連続殺人事件は続く。
そして、神戸ポートピアを舞台に事件は起きる。

前巻から一気にシリアスモードになった作品は、『多重人格探偵サイコ』のような様相を見せ始めた。
それも仕掛けなのだろうし、「ポートピア連続殺人事件」というネタの身も蓋もなさも、また良し。

清涼院 流水: 探偵儀式 VOL.4 (4)

清涼院 流水: 探偵儀式 VOL.4 (4)

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May 25, 2007

安彦 良和: 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 15 オデッサ編・前

安彦良和が描く1stガンダムの第15弾。

「オデッサ編・前」と題されたこの巻で描かれるのはカイとミハルのエピソード。
アニメでも印象的なエピソードだった記憶があるが、二人のやり取りを丹念に描くことでより印象深いものとなっている。

1stガンダムが視聴者を惹きつけた魅力の一端が見える巻。

安彦 良和: 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 15 オデッサ編・前 (15)

安彦 良和: 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 15 オデッサ編・前 (15)

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May 24, 2007

ひぐち アサ: おおきく振りかぶって Vol.8

公立高校の新設野球部の話。

夏の甲子園を目指す全国高等学校野球選手権埼玉大会に挑む西浦高校の一年生野球部の面々。
初戦は強豪・桐青高校、リードを追いつかれる展開で最終回を迎える。

巻の後半は試合が終わってからの悲喜こもごも。
勝ち負けが分かつ立場のそれぞれを丁寧に書いている印象。

勝ったら(本当は負けても)次に向けてのクールダウンと体の手入れは必要だし、そうした描写がある野球マンガはこれまで読んだ記憶がなく新鮮。

ひぐち アサ: おおきく振りかぶって Vol.8 (8)

ひぐち アサ: おおきく振りかぶって Vol.8 (8)

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May 22, 2007

山田 玲司: 水の鳥

死を見せてくれる「水の鳥」を巡る5つのエピソードをまとめた短編集。

言わずと知れた手塚治虫の「火の鳥」を念頭に置いて描かれたこの作品は、同じように生と死を扱いながら、現代日本社会の歪みの中で人の欲望と、その在り方について描き出している。

シナリオや絵の緻密さは「火の鳥」に及ぶべくもないが、身も蓋もないタイトルを付けるほど真正面から取り組んでいる姿勢は、作品のモチーフと重なり評価はできる。

とはいえ、どれだけメッセージが伝わっているのかは不明。この作品で生き方を変えようと思うほど若くはない自分の年齢に依るのかもしれないけれど。

山田 玲司: 水の鳥

山田 玲司: 水の鳥

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May 21, 2007

奥瀬 サキ: コックリさんが通る

風の吹き溜まる街を舞台に、精霊の能力を持つ蠱族たちが人の中で繰り広げる伝奇アクション。文庫化全2巻を一気読み。

単行本も読んでいるはずなのに、文庫で一気読みしたら印象が大きく違った。
誰が中心人物で関係がどうなっているのか分からない印象ばかり強かったが、続けて読むと意外にもシンプルで面白い。

超人的な能力を持つ蠱族たちという設定と、新宿を想起させる街のブルセラ・売春といった風俗との組み合わせがゆるい感じでうまく組み合わされている。

文庫版の初出一覧は書かれた時代背景などを確認する上で大事だと考えるが、まったく掲載されていないのは惜しい。

奥瀬 サキ: コックリさんが通る― (上)

奥瀬 サキ: コックリさんが通る― (上)

奥瀬 サキ: コックリさんが通る― (下)

奥瀬 サキ: コックリさんが通る (下)

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May 17, 2007

探偵事務所5” Another Story File 6

川崎の探偵事務所5に所属する5で始まる3桁のナンバーで呼ばれる探偵たちの話。

Another Storyというインターネットで公開されている作品をDVDにまとめた第6弾。
File 6には「指紋の記憶」(林海象監督作品)「青い鳥を探して」(萩生田宏治監督作品)を収録。

「指紋の記憶」
貫地谷しほり演じる宍戸会長の孫娘・瞳は、探偵グッズを扱う店で指紋採取キットを購入。身近なものから指紋を採取していく中で、自分の部屋にあったマトリョーショカに見慣れない指紋を見つける。
宍戸会長の息子、探偵501(佐野史郎)の過去など、設定の中にある謎を扱った回。ややインターミッションと言った趣。

「青い鳥を探して」
鈴木リョウジ演じる探偵542は失踪した建築家(田中哲司)の捜索を依頼される。程なく建築家は見つかるが、青い鳥がいなくなったとつぶやく建築家の状態を見かねた助手から新たな依頼を受ける。
演劇の舞台のようなセット、観念的な、けれど見え見えのストーリーは最後まで予想を裏切ることがない。探偵という設定は「探す」というキーワード以外に必要ないように思える。

: 探偵事務所5” Another Story File 6

探偵事務所5” Another Story File 6

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May 16, 2007

山田 芳裕: デカスロン 3 (3)

陸上競技のひとつ十種競技に挑む選手の話。文庫化第3巻。

十種競技を始めて間もなく、初出場の日本選手権で日本新記録を出した風見万吉だが、世界選手権への代表選考から漏れ、実績を積むためドイツで行われるヨーロピアンズカップに出場する。

その初日、完全に格下に見ていた日本人選手がトップに迫るポイントを上げていくに従い、世界レベルの選手たちも本気になっていく。

中では、シェンク選手との走り高跳びベリーロール対決が見もの。

いくつかの扉では実際の選手の顔写真入りプロフィールが掲載され、作品中の登場人物と丸っきりそのままなのは、リアルではあるけれどクレームとか付かないのかな、と連載時に思ったことを思い出した。
『巨人の星』に川上、長島、王が出ているようなものか。

山田 芳裕: デカスロン 3 (3)

山田 芳裕: デカスロン 3 (3)

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May 15, 2007

夢枕 獏: 新装 餓狼伝〈the Bound Volume 4〉

世界最強を追い求める男達を描いた格闘技小説「餓狼伝」の合本第4弾。

「餓狼伝ⅩⅠ」「餓狼伝ⅩⅡ」「餓狼伝ⅩⅢ」を収録。

巻末には登場人物一覧と作品内世界の年表を収録。
その中では作品の中でエピソードが複数パターン登場する作品上のミスを認め、増刷時の修正を予告している。
ミスを認めるのは潔いが、ファンは修正バージョンも買わざるを得なくなることを見越しているとすれば、少々あざとい印象も受ける。

夢枕 獏: 新装 餓狼伝〈the Bound Volume 4〉

夢枕 獏: 新装 餓狼伝〈the Bound Volume 4〉

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May 14, 2007

夢枕 獏: 新装 餓狼伝〈the Bound Volume3 〉

世界最強を追い求める男達を描いた格闘技小説「餓狼伝」の合本第3弾。

「餓狼Ⅷ」「餓狼伝Ⅸ」「餓狼伝Ⅹ」を収録。

巻末付録は特になし。

夢枕 獏: 新装 餓狼伝〈the Bound Volume3 〉

夢枕 獏: 新装 餓狼伝〈the Bound Volume3 〉

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May 11, 2007

菊地 秀行: 妖魔戦記

秘湯の里を舞台に、念法の達人・工藤明彦が邪教の牧師と戦うバイオレンス小説。

工藤明彦を主人公とする妖魔シリーズは菊地秀行のいくつかあるシリーズの中の1つ。
本作品は解説によると5年振りとなる新作となる。

このところ、バイオレンスの枠にある作品でも淡泊な印象を与えていたが、本作品では久々にきちんとエロス描写も含まれている。
一方、敵役は野望こそ大きいものの、具体的な活動は大したことをしていないというショッカー並みであり、ラストに至る戦いも大して盛り上がらないまま終わってしまっている。

他には、ノベルズなのに1段組なのが新鮮。前もそうだっただろうか?

菊地 秀行: 妖魔戦記

菊地 秀行: 妖魔戦記

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May 10, 2007

夢枕 獏: 餓狼伝 20

最強の座を賭けて戦う男たちの話の第20弾。Amazonのデータでは作者としてクレジットされている夢枕獏原作小説のコミック化。

何巻か前から舞台は空手・北辰館主催のオープントーナメントになっている。
ルールは既に畳の上の総合格闘技になっているので格闘技ファンには違和感なく読める。

収録されているのは準々決勝2試合と、準決勝第1試合の冒頭。
割とかみ合っている試合ばかりなので、まぁまぁ。

夢枕 獏: 餓狼伝 20 (20)

夢枕 獏: 餓狼伝 20 (20)

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May 09, 2007

DEATH NOTE デスノート / DEATH NOTE デスノート the Last name complete set

そこに名前を書くと、名前の主が死んでしまうという死神のノート"デスノート"を巡る話。
2006年6月と10月に前・後編として公開された映画作品のDVD化。金子修介監督作品。初見。

警察官僚を志す大学生・夜神月<ライト>(藤原竜也)は、法制度の抜け穴を突いて罰を受けずにいる犯罪者たちの存在を知り、偶然手に入れた"デスノート"により、犯罪者たちを断罪していく。
犯罪者たちの相次ぐ死は、いつしか"キラ"という存在の手によるものとして人々の口に上るようになる。
警察も"キラ"という存在を連続殺人犯との位置付けで断定し、捜査を開始する。
そこには世界的な私立探偵エル(松山ケンイチ)の存在があり、エルは独自のやり方でキラを追いつめていき、対決姿勢を強めていく。

コミックスで一通り読んでいたので、前・後編にまたがるとはいえ、よくもここまで限られた時間の中にまとめられたというのが第一印象。
そのために、コミックスのストーリーからはアメリカを舞台にした部分などが割愛されている。
とはいえ、コミックスの時点でもさすがに冗長的と思われた箇所だったので、却ってスッキリと分かりやすくなった印象。

映像特典は、本編ディスクに藤原竜也と松山ケンイチの簡単すぎるコメントと予告編。特典ディスクにはメイキングが本編と同じくらいの分量で収められている。
メイキングは時系列を追って収録されているため、割と見やすい一方、公開前後のイベントの模様がさほど入っていないため、役者陣はほとんど役の姿しか含まれていない。

: DEATH NOTE デスノート / DEATH NOTE デスノート the Last name complete set

DEATH NOTE デスノート / DEATH NOTE デスノート the Last name complete set

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May 08, 2007

唯野未歩子 : 「鳥や犬や」

38歳同士の男女のカップルを描いた短編。小説現代2007年5月号収録。

もの書きを生業としている女性が友人の結婚パーティーで知り合った男性との交際を、食べ物屋を巡るデートを繰り返しながら思い悩む話。

お互いいい歳であって、情熱に満ちた恋愛(その中には嫉妬や憎悪も含まれる)をするほど若くはなく、ひと通りの経験を通して相手のことを思いやる術も知っているために、わきまえた分別を見せながらもなお、二人の行く末に何があるのかに目を背けるわけにも行かない男女の距離感が良く描けている。

個人的には登場人物の年齢設定が自分と同じであったこと、冒頭に登場するお好み焼き屋がしばらく前まで近所だった店を思い起こさせること、同じ歳の知人の女性から似たような恋愛事情の話を聞いたばかりだったので、とても身近に感じられたのだった。

小説現代 2007年 05月号

小説現代 2007年 05月号

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May 07, 2007

FREEDOM 3

月面都市に生きる少年たちを描いたアニメーション作品。

カップヌードルのCMに端を発したFREEDOM projectの本編として制作されたもの。
2巻のラストで地球の姿を見に月面を無断で走行したことにより管理局のマシンに追い回されるところから始まる。
その管理局の態度に、触れてはいけない謎に触れてしまった感覚を覚えながらも、主人公は地球に向かう決意をする。

決意から実行までが拙速とも言える展開で、息をもつかせぬといえば聞こえはよいが、禁忌に触れてしまったという感覚は今ひとつ。
そんな主人公のキャラクターを「バカ」の一言で片付けてしまって良いものかどうか。

映像特典はFREEDOM2のダイジェスト、アポロ計画の歴史。
後者はケネディ大統領の演説から月に向かう計画が開始され、失敗を乗り越えながら成功に至るまでを教養番組風にまとめている。
あまり気取っていないところが好感を持てる。

: FREEDOM 3

FREEDOM 3

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May 02, 2007

川西 蘭: コーンクリームスープ

高校生の男の子と中学生の女の子の一人称で交互に語られるボーイミーツガールものの文庫化。

川西蘭名義の書籍としては21世紀になってから初めて、ほぼ10年振りとなる(多分)本書は、1992年8月に刊行された単行本に加筆・修正したものとされている。
当然、持っている単行本を書棚から探し出すことはしなかったけれど、加筆・修正は明らかに分かるほど。
例えば、主人公たちが携帯電話を持っていたり、韓流スターといった言葉は15年前の本にあったとは思えない。
そうした点も含めて、加筆・修正の比率は決して少なくないとの印象を受ける。

ストーリーは男の子と女の子が偶然出会い、また偶然によりお互いの親たちの人間関係も明らかになっていく中で、二人の距離が微妙に近づいていくというもの。

川西蘭のこれまでの文筆活動からいえば、後期に当たると(個人的には)考えるこの作品自体にさほど思い入れはない。
その文体や漂う雰囲気は独特なものがあるし、それは15年経っても変わりなく自分にフィットする。

それよりも、川西蘭という作家名義の新刊が書店に並び、新たに執筆された分量から新作の期待ができることに、感動を禁じ得ない。

川西 蘭: コーンクリームスープ

川西 蘭: コーンクリームスープ

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May 01, 2007

夢枕 獏: 神々の山嶺(いただき)

夢枕獏原作の山岳小説を谷口ジローの手によるコミック化の文庫版。全5巻を一気読み。

原作もコミックのワイド版も読んでいるのに、それでも感動は変わらない。

カメラマン・深町はエベレスト登山隊に同行し、登頂失敗に終わったあとのネパール・カトマンズでカメラを見つける。
そのカメラは、山岳界最後の謎とされていたマロリーによるエベレスト初登頂を証明するものかもしれないと考えた深町は、日本人らしいそのカメラの持ち主が伝説の登山家・羽生丈二と察する。

日本に戻ってから丹念に調べる羽生丈二という男の生き様に惹かれた深町は、再びネパールを訪れ、羽生の挑戦を知る。

興味深く力強いストーリーもさることながら、それをほぼ忠実に絵にしている画力に感嘆を禁じ得ない。
小説から伝わってくる迫力がそのまま絵から伝わってくることは、原作もののコミック化では希有な出来事だ。
それを目の当たりにできる幸せを、この作品には感じることができる。

夢枕 獏: 神々の山嶺(いただき) (1)

夢枕 獏: 神々の山嶺(いただき) (1)

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