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July 05, 2007

唯野未歩子 : 「光を縫う」

32歳の女性が恋人との行く末について考える様を描いた短編。小説現代2007年7月号収録。

臨時教員で夏休みを持て余している主人公は、写真家で海外旅行中の恋人の部屋を訪ねる。
その道すがら、腐れ縁の男友達の話、恋人との出会い、初めての旅行などのエピソードを思い返しながら、行く末について考えていく。

人間がもっとも自然な姿であるはずの裸でいる時間の少なさや、恋人との微妙な距離関係といった独特な雰囲気が良く伝わり、この年齢の女性が自分を保っているバランスがうまく描けている。

ただ、ラストは少々読者が突き放された印象も受ける。

小説現代 2007年 07月号

小説現代 2007年 07月号

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