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August 31, 2007

獣木 野生: 蜘蛛の紋様 1

1980年代のアメリカ西海岸を舞台にした大河ドラマ、パーム・シリーズの第30弾。最終章の第1巻。

連載開始から20年以上、当初から予告されていた最終章がいよいよスタート。
しかしながら、当初の目論見とは異なる内容になったことを、冒頭の1章を小説とすることで、その中で辻褄を付けている。

当初はパームシリーズ冒頭に至るまでの約1世紀を描くはずだったのが、断念し小説として簡単に語られたという形態を取っている。
とはいえ、単なる言い訳に終始するわけではなく、それなりに読ませる内容になっており、またその中で語られる人間関係やまだ作品化されていないエピソードは読者に十分興味を抱かせるものとなっている。

コミック部分はカーターをメインに据えて、幼少期からの成長の姿を描いている。パームシリーズをずっと読んできている者にとっては既に知っている内容ばかりだが、細かな描写を補完しながら進んでいく展開。

焼き直しといっては失礼だが、一度は作品の中で知っている展開には、正直驚きは感じられない。
果たして今後、作品化されていないエピソードがどこまで描かれるのか、ずっと読んできた読者にとってはそればかりが気掛かりとなっている。

獣木 野生: 蜘蛛の紋様 1 (1) (WINGS COMICS パーム 30)

獣木 野生: 蜘蛛の紋様 1 (1) (WINGS COMICS パーム 30)

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