山田 芳裕: 度胸星 1
人類初の火星着陸を果たした直後に遭遇した謎の存在と、火星での謎の事故を受けてクルーを救出に向かおうとする地球上での動きを描いた作品の復刻版。
個人的にはヤングサンデーを読まなくなる直前の作品で、割と面白かった作品たちが一斉に打ち切られた時期の作品。
「噂の真相」などによると、編集部の体制が変わったことによる方針転換だったようだが、それによって中途半端になってしまった作品はかわいそうだ。
単行本を買っていなかったので、連載当時の記憶だけだったのだが、やはり面白い。
「デカスロン」後の作品として期待が高かっただけに、あまりのジャンル違いに驚いたが作品の冒頭には、それ以上に驚かされたものだ。
火星で唯一生き残った宇宙飛行士が謎の存在に挑むサバイバルと、火星への宇宙飛行士募集に応募した日本人が訓練と競争に打ち勝っていくサバイバルが並行して進んでいくストーリーは上手さを感じさせる。
ラストをあまり覚えていないので、次巻が楽しみ。
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