西 炯子: 亀の鳴く声
手製の少女マンガを抱えた地方公務員と、家庭に居場所をなくした女子高校生の話。
冴えない地方公務員が抱える少女マンガを読んだ女子高校生は、そのまま男の手を引っ張って東京に行き出版社に作品を持ち込む。
即座に掲載が決まり、続編も求められ、作者とされた女子高校生と保護者である兄にされた公務員はホテルでの缶詰め生活が始まる。
持ち込まれた出版社の編集者は仕事にやりがいも持てず、恋愛にも疲れている。
女子高校生の家族はそれぞれにトラブルと、家族以外との恋愛の予感を感じ、徐々に家から離れていく。
そうしたエピソードが、中心となる男女二人の間に起こる感情とドタバタの合間に挿入され、雰囲気を形成していく。
クライマックスに向けて起こる事件とその顛末、エピローグに至るまでの流れがよどみなく、見事な読後感を味合わせてくれる。
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/19147/41670757
Listed below are links to weblogs that reference 西 炯子: 亀の鳴く声:































Comments