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August 31, 2008

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 8

プロ棋士への夢を絶たれ、賭け将棋で生きる"真剣師"として生きていこうとする青年の話。

闇の組織の一員と命を賭けた勝負をすることになった主人公。
その勝負も決着が付くと、なぜか組織の目的と共に肉体での戦いへと。

なにやら「エアマスター」のようになってきた...

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 8 (8) (ヤングジャンプコミックス)

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 8 (8) (ヤングジャンプコミックス)

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August 26, 2008

夢枕 獏: 荒野に獣慟哭す 8

記憶をなくした男が超人的な能力と共に自らの過去と陰謀に立ち向かっていく話。原作小説のコミック化第8弾。

前巻からメキシコ編。引き続きのアクションシーンもジャングルを舞台にした雰囲気も充分に楽しめる。

敵対関係の整理も図られるが、何となくすっきりしない。
また、狂言廻し役の作者本人みたいのが段々目立ってきているのも?

夢枕 獏: 荒野に獣慟哭す 8 (8) (マガジンZコミックス)

夢枕 獏: 荒野に獣慟哭す 8 (8) (マガジンZコミックス)

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August 21, 2008

村上 よしゆき: 新約「巨人の星」花形 10

野球マンガ「巨人の星」を現代風にリメイクした作品。

この巻では星雲高校との練習試合の続き。
星飛雄馬との戦いを熱望する花形だったが、星雲高校のマウンドはエースが居残る。

で、そのエースには、マウンドを譲れない過去が...

と、こーゆーサブキャラクターに焦点を当てて、過去を語らせ、話をつなげるのは「オーバードライブ」でもあったけれど、マガジン系の得意技なのかしら。
主要キャラクターだけでも十分なのに、これ以上サブキャラでページ使ってどうする、と思うのだけれど、致し方ないのか。

そんな諦めにも似たムードで次巻ではいよいよ星飛雄馬の登板。

村上 よしゆき: 新約「巨人の星」花形 10 (10) (少年マガジンコミックス)

村上 よしゆき: 新約「巨人の星」花形 10 (10) (少年マガジンコミックス)

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August 20, 2008

神崎 裕: なでしこシュート!

サッカー日本女子代表なでしこジャパンで活躍する女の子を描いた作品。

人よりちょっと優れた才能を持ちながら、その状況に満足せず、新たな道を見つけ、順調に進むが、やがて壁にぶち当たり、逃げだそうとするが、信頼できる仲間や先輩の言葉で、もう一度打ち込んで行こうと決意する。

そんな女の子マンガの王道のシナリオに、女子サッカーとなでしこジャパンを当てはめたもの。
だから、主人公が人気雑誌モデルでも、あっと言う間にサッカーでも日本代表に選ばれても、挫折しそうになったときに実在のなでしこジャパンの選手たちがアドバイスを送っても、おかしいと揶揄したり突っ込んだりしてはいけない。

特にサッカーのシーンの拙さは、あとがきにあるようにサッカーを観たことがない人が描いているとすれば詮無いことか。

神崎 裕: なでしこシュート! (KCデラックス)

神崎 裕: なでしこシュート! (KCデラックス)

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August 19, 2008

中原 英臣: テレビじゃ言えない健康話のウソ

医学博士でテレビ番組のコメンテーターも務める筆者が一般に知られている健康情報の誤りを正していく本。

「健康診断で医学的根拠があるのは血圧、身長・体重、飲酒、禁煙、鬱病、糖負荷試験の6つだけ」「がん検診に効果なし」「超音波検診でみつかる病気は心配ない」など挑発的な見出しが並ぶ。

内容はそれぞれ、検診の限界とそれの伴う誤解、新しく判明した科学的要因も無視して継続される治療や検査といったものを紹介し、本当に役に立つもの、不必要なコストを強いられていることを説いていく。

目から鱗のトピックもあるけれど、タイトルから期待されるような具体的な健康情報番組の嘘やまやかしを暴露したり糾弾したりするような内容はほとんどない。

また、後半は医療制度、病院の選び方など、通り一遍の話題で失速感は否めない。

中原 英臣: テレビじゃ言えない健康話のウソ

中原 英臣: テレビじゃ言えない健康話のウソ

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August 14, 2008

小川 一水: フリーランチの時代

登場人物たちの心理描写に定評のあるSF中編が収められた作品集。

収められているのは5編。

表題の「フリーランチの時代」は火星でのエイリアンとの遭遇もの。
「Live me Me.」は事故で脳から身体への命令機能を失った女性が新たな体を取り戻す話。
「Slowlife in Starship」は宇宙に進出した時代に気楽に運び屋稼業を営む男性の話。
「千歳の坂も」は新たな技術の進歩により不老不死を手に入れた人類が生と死の選択を図ろうとする話。
「アルワラの潮の音」は、南海の島々を舞台にしたファンタジーもの。作者の「時砂の王」の外伝に当たる。

いずれも持ち味が充分に出ており、読み応えがある。
中ではやはり表題作がいちばん面白かったかな。

小川 一水: フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-8)

小川 一水: フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-8)

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August 11, 2008

西村 しのぶ: RUSH 4

神戸を舞台にスタイリッシュな生活を満喫している女子大生を描いた作品。

年上の恋人、若い恋人、気が置けない友人、経験豊富で訳知りな母親、南の島、神戸の街並み、キャンパス。

作者の作品では定番ともいうべき、これらの要素がてんこ盛りではあるのだが、どれがどの作品か分からなくなってしまうのが困りもの。

しかも作品の中で関係を説明する部分がほとんどないため、登場人物の相関関係を思い出すには前巻を読み返すしかない。
でも、前巻から5年振りらしいので、すぐに読み返すこともできず...

ところで、表紙と帯の装幀がかなりださい。特に帯のコピーがゴシック体なのが逆の意味で目立つ。

西村 しのぶ: RUSH 4 (4) (Feelコミックス) (Feelコミックス)

西村 しのぶ: RUSH 4 (4) (Feelコミックス) (Feelコミックス)

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August 09, 2008

たがみ よしひさ: 滅日

地方都市の生物研究所に勤めるしがない研究者が身の回りで起きる不可思議な事件を追う話。1980年代後半から1990年にかけて描かれた作品の文庫化。

生物研究所に勤める尼子全と相賀修一は身の回りで不可思議な事件が起こっていることに気付く。
そして自らの体にも不可思議な現象が起き始める。

サスペンスから怪獣もの、鬼、神獣鏡、終末神話、新興宗教、山に住むものたちといったキャッチーな要素を盛り込み、自然保護、人の妬みや嫉みといった負の感情といったテーマも入れながら、話は日本滅亡まで拡がっていく。

そんな詰め込みすぎといった印象も受けるストーリーが一応まとまっているのはさすが。
一気にクライマックスに持ち込んでいく件はいま読んでも面白い。

思えば、この話が連載されていたとき、自分も尼子さんのような髪型だったな、と感慨深く思うのだった。

たがみ よしひさ: 滅日 上 (1)

たがみ よしひさ: 滅日 上 (1)

たがみ よしひさ: 滅日 下 (3)

たがみ よしひさ: 滅日 下 (3)

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August 08, 2008

ゆうき まさみ: ゆうきまさみ初期作品集 early days (2)

ゆうきまさみの初期作品集。

こちらは「マジカル・ルシィ」とアニパロ関連の作品がメイン。

アニパロは多くが読んだことあるものだったが、これだけまとめられているのは初めてなのかもしれない。

あとがきやコメントが当時のものを収録しているのは潔いが、いまの感想も聞きたかったりする。

※の註も若年層には親切かも。

ゆうき まさみ: ゆうきまさみ初期作品集 early days (2) (角川コミックス)

ゆうき まさみ: ゆうきまさみ初期作品集 early days (2) (角川コミックス)

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August 07, 2008

ゆうき まさみ: ゆうきまさみ初期作品集 early days (1)

ゆうきまさみの初期作品集。

いずれも過去に出版された際に買って読んでいたものばかりだったが、改めてまとめて読むとまた感慨深いもの。

「アッセンブル・インサート」と「ヤマトタケルの冒険」がメイン。

結構インモラルな感じが、いま読むと新鮮。

ゆうき まさみ: ゆうきまさみ初期作品集 early days (1) (角川コミックス)

ゆうき まさみ: ゆうきまさみ初期作品集 early days (1) (角川コミックス)

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August 06, 2008

山崎 峰水: 黒鷺死体宅配便 (9)

仏教系大学の有志が集まって設立した死体運び業の話。

この巻では人形をネタにした都市伝説風な話、SFっぽい味付けの透明人間もの、そして戦時中の秘密もの、おまけのようなヒューマンもの。

それにしても以前から続いていた謎解きはどこにいったのだろう?

山崎 峰水: 黒鷺死体宅配便 (9) (角川コミックス・エース 91-14)

山崎 峰水: 黒鷺死体宅配便 (9) (角川コミックス・エース 91-14)

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August 05, 2008

清水 玲子: 秘密(トップ・シークレット) 5

殺人事件の被害者の脳をスキャンすることにより被害者の生前の目撃情報から捜査を行う近未来の警察組織の活躍を描いた作品。

この巻では、病に倒れ余命少ない患者が60年前の殺人事件を自白したことから屍蝋化した遺体が発見され、その脳をスキャンすることで新たに浮かび上がる事件と真犯人、そして新たな犯罪。

謎解きというよりは、犯罪を暴くことによって生まれる新たな悲しみといったヒューマニズムの方に力点が置かれている。
特別編もその方向性に沿ったものとなっている岡部さんをメインにした短編。

なかなか涙を誘う名作。

清水 玲子: 秘密(トップ・シークレット) 5 (5) (ジェッツコミックス)

清水 玲子: 秘密(トップ・シークレット) 5 (5) (ジェッツコミックス)

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August 04, 2008

浦沢 直樹: PLUTO 6―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より

ロボットが人と当たり前のように暮らしている未来世界に起きる連続殺人(ロボット)事件を追う刑事の話。

中央アジアでの過去の戦争を追って、ゲジヒトは犯人に辿り着く。
しかし、その中で浮かび上がってくる自分の過去。
そして、向けられる銃口。

というところで終わったのかと思ったら、続きがまだあるらしい。
次々と主要人物がいなくなるのだが、次は誰を中心にするのか、不安な感じもある。

浦沢 直樹: PLUTO 6―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (6) (ビッグコミックス)

浦沢 直樹: PLUTO 6―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (6) (ビッグコミックス)

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August 01, 2008

桑田 乃梨子: 楽園番外地 1

仏頂面で空手部所属の女子校生が、校舎屋上の温室で植物の世話をする子リスのような上級生に惹かれる話。

作者お得意のギャップのある組み合わせに想い(というか妄想?)先行なストーリーは楽しく面白く読める。

登場する脇役もまたよし。

同じパターンでありながら、これほどバラエティに富んでいるのは設定の妙と言えるのだろう。

桑田 乃梨子: 楽園番外地 1 (1) (UNPOCO COMIX)

桑田 乃梨子: 楽園番外地 1 (1) (UNPOCO COMIX)

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