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October 25, 2008

菊地秀行: 夜香抄

魔界都市<新宿>を舞台にした著者一連のシリーズに登場してきた吸血鬼の首領・夜香を主人公にした作品。

相手は軍需産業が作り出した人工の吸血鬼。その実力を見極めるために、本物の吸血鬼に対決を挑んだという設定。新宿区内のひとりの少女を巡っての戦いが繰り広げられる。

設定は分かりやすいが、戦いの描写がどうにも分かりにくい。

また、最近の著者の傾向だが、相手を追いつめていくと途中でまったく関係のない敵が現れる展開が散見される。
冒頭から存在をにおわせていればまだしも、何の脈絡もない登場のさせ方には辟易する。

菊地秀行: 夜香抄 (ノン・ノベル 854)

菊地秀行: 夜香抄 (ノン・ノベル 854)

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October 21, 2008

外薗 昌也: 犬神

何者かから人類を観察するために送り込まれた超絶的な力を持つ犬(オオカミ)と心を通わせる少年の話。文庫版1~2巻同時発売を一気読み。

前から存在は知っていたが読む機会はなかった。

23という数字を体に持つ犬と詩を嗜む高校生、史樹を中心にストーリーは展開する。
謎の力を持ち政財界に強い力を持つ男、製薬会社社長などの登場により、超能力、神秘主義、バイオテクノロジーと言った切り口で超絶的な力を把握しようとする。

新たな犬神の登場により、人類は窮地に陥るのか、その目的は何なのか。
ストーリーの落としどころが見えない現段階では期待は高まるばかり。

外薗 昌也: 犬神 第1巻 新装版 (1) (講談社漫画文庫 ほ 4-8)

外薗 昌也: 犬神 第1巻 新装版 (1) (講談社漫画文庫 ほ 4-8)

外薗 昌也: 犬神 第2巻 新装版 (2) (講談社漫画文庫 ほ 4-9)

外薗 昌也: 犬神 第2巻 新装版 (2) (講談社漫画文庫 ほ 4-9)

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October 20, 2008

小山 宙哉: 宇宙兄弟

宇宙飛行士を志す兄弟の話。1~3巻を一気読み。

弟はすでに宇宙飛行士となって、月へのフライトを待つ日々。兄は自動車開発会社をクビになって、次の仕事先を探す日々、という対比からストーリーは始まる。
出来の悪い兄と、出来の良い弟という構成と、そこから生じる嫉妬や諦めなど兄弟間ならではの感情のやり取りは良くできている。

結局、兄も宇宙飛行士を目指すこととなり、JAXAの試験を受け始める。
宇宙飛行士の兄という有利でもないのにやっかみの対象になる立場でありながらも偶然や幸運も重なり、審査をくぐり抜けていく。

次第に厳しくなっていく審査が続いているところまでが3巻。

宇宙飛行士になる審査を描いた作品と言えば、山田芳裕の『度胸星』という未完の名作があり、これを読んでいると、審査のシーンはおおむね先が読めてしまう。
仕方のないことなのだろうけれど、これを越えられるか次巻に期待。

小山 宙哉: 宇宙兄弟 1 (1) (モーニングKC)

小山 宙哉: 宇宙兄弟 1 (1) (モーニングKC)

小山 宙哉: 宇宙兄弟 2 (2) (モーニングKC)

小山 宙哉: 宇宙兄弟 2 (2) (モーニングKC)

小山 宙哉: 宇宙兄弟 3 (3) (モーニングKC)

小山 宙哉: 宇宙兄弟 3 (3) (モーニングKC)

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October 19, 2008

戸田 邦和: 龍時 5・6

U-16サッカー日本代表の補欠として出場した試合に認められスペインに渡った少年の話。5・6巻同時発売を一気読み。

チームの中で日本人であると言うだけで信用されていなかったが、その才能を見せつけて溶け込んでいく。
勝利も重ねていくチームだったが、所詮は下部組織であり、有力な選手は上に引き上げられ、そうでない選手は切り捨てられていく。

少しはゲームの描写も見やすくなったかな、と思えるが、やはり人の顔は見分けがつかない。

戸田 邦和: 龍時 5 (5) (ジャンプコミックスデラックス)

戸田 邦和: 龍時 6 (6) (ジャンプコミックスデラックス)

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October 18, 2008

ゆうき まさみ: 鉄腕バーディー 20

宇宙のテロリストを追ってきた捜査官バーディーが地球の少年と一心同体になって敵を追っていく話。

宇宙連邦内の勢力争いに巻きこまれ、連邦の宇宙船内に転送されてしまった主人公たちは辱めも含めた拷問を受ける。
友人たちの手前、正体を隠していたバーディーは姿を見せて反撃を始める。

広大な宇宙船の中、自己修復機能を持った船内をも相手にしながら追っ手から逃れて地球に戻ることができるのか、行き詰まる攻防が始まる。

それもそんなこんなで解決したところで一段落。
連載していたヤングサンデーが休刊となり、ここでストーリーも一旦終了。

次はタイトルも新たにスピリッツ連載版となるらしい。
自らそうした経緯もパロディであとがきにしてしまっているが、それがなければ経緯も分からないくらいにまとめられているのはさすが。

ゆうき まさみ: 鉄腕バーディー 20 (20) (ヤングサンデーコミックス)

ゆうき まさみ: 鉄腕バーディー 20 (20) (ヤングサンデーコミックス)

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October 17, 2008

曽田 正人: MOON 2―昴ソリチュードスタンディング

天才バレエダンサーを描いた作品。同じ作者の「昴」の続編となる新作。

盲目のダンサー、ニコ・アスマーというパートナーを得たすばるは名門バレエ団ワルデハイムの一員として日本に凱旋を果たす。

その自由奔放さと才能から注目を浴びるすばるだが、特集番組の中で幼い日の映像が流される。
好意の裏に隠された悪意は鋭い刃を持って人を傷つけるという好例を持って次巻へ続く。

ところで映画化の話はどうなったのだろう?

曽田 正人: MOON 2―昴ソリチュードスタンディング (2) (ビッグコミックス)

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