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November 23, 2008

よしなが ふみ: きのう何食べた? 2

弁護士・筧と美容師・矢吹の男性二人のゲイカップルの話。

この巻では食事風景が主で、まるでグルメ漫画の様相。

エピソードとして面白いのは2人の出会いを振り返るところくらい。
筧の父親が倒れるエピソードもあるが、リアルすぎて笑うに笑えず。

その淡々としたところは作品の魅力でもあるのだけれど。

よしなが ふみ: きのう何食べた? 2 (2) (モーニングKC)

よしなが ふみ: きのう何食べた? 2 (2) (モーニングKC)

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November 22, 2008

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 9

プロ棋士への夢を絶たれ、賭け将棋で生きる"真剣師"として生きていこうとする青年の話。

闇の組織の下っ端に勝利し、その姿が徐々に垣間見えていく中、仲間たちと共にこれからも戦っていこうと決心したところであっさりと拉致されてしまう。

ほとんど将棋対決シーンがない巻。

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 9 (9) (ヤングジャンプコミックス)

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 9 (9) (ヤングジャンプコミックス)

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November 21, 2008

正吉良 カラク: カグツチ 下

石黒耀『死都日本』を原作にした火山噴火による災害もの。

九州霧島連山を舞台に、独立した火山群の地下にある巨大火山がついに破局噴火を起こしたところから下巻は始まる。

あとはひたすら災害の大きさが描かれるカタストロフと、たまたま近くに来ていた主人公の少年少女たちが生き延びていくサバイバルものとなる。

火砕流が鹿児島や宮崎に押し寄せ、ほぼ全滅し数百万という死者を出し、九州が壊滅状態となり東京にも危機が近付いていると描かれる一方で、主人公たちが奇跡的に危機をくぐり抜けていく様はあたかもハリウッド映画のよう。

危機が去ったわけではないのに、妙に前向きなエンディングもやはりハリウッド映画のよう。
とはいえ、映画化するには壊滅する九州からの反発は必至だろう。決して嘘ではなく、貶めるものでもないのだろうが。

正吉良 カラク: カグツチ 下 (3) (KCデラックス)

正吉良 カラク: カグツチ 下 (3) (KCデラックス)

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November 20, 2008

曽田 正人: capeta(カペタ) 18

4輪レーサーを目指す少年の話。

前巻でプライベーターからのF3デビューを決意したものの、搭載エンジンの差が大きいと気付かされ、開幕前から苦境に立たされる。
勝利から遠いと言うことでスポンサーからの支援も小さくなるとの話にカペタ自ら直談判に赴く。

そして迎えたデビュー戦、スタート直後の第1コーナーでアウトからかぶせられたカペタは譲らず、そのままクラッシュアウトしてしまう。
周りにかけた迷惑と、一周も出来なかったレース結果に落ち込むカペタだったが、モナミに前向きに考えることを促される。
そんな不安定な状況で迎えた翌日の第2戦、カペタはスタートに失敗する。

レースの裏側を見せながらも、レース自体の面白さもスリルも十分に味わえる巻。

曽田 正人: capeta(カペタ) 18 (18) (講談社コミックスデラックス)

曽田 正人: capeta(カペタ) 18 (18) (講談社コミックスデラックス)

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November 19, 2008

夢枕 獏: 東天の獅子 第2巻 天の巻・嘉納流柔術

明治初期、嘉納治五郎が講道館柔道を興していく様を描いた作品。

嘉納治五郎が興した講道館柔道と古流柔術との戦いの舞台となる警視庁武術大会に向けて、出場選手を順々に紹介している巻。

なかなか戦いが始まらずじれったい感じもするが、それぞれの選手のエピソードがどれも魅力的でそれぞれにある武勇談が読ませる。

まだまだ続きそうで、どこに着地点があるのか分からないが、楽しみである。

夢枕 獏: 東天の獅子 第2巻 天の巻・嘉納流柔術 (2)

夢枕 獏: 東天の獅子 第2巻 天の巻・嘉納流柔術 (2)

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November 18, 2008

大和田 秀樹: ムダヅモ無き改革

国際政治を舞台に各国首脳が麻雀対決を展開する、一部で話題となっているコミック。

何気ない日常の争いをことごとく麻雀対決に置き換えるのが麻雀コミックのバリエーションのひとつだと思っていたので、その手法自体に新しさは感じない。
特徴的なのは、主人公の小泉ジュンイチローを始めとして、ほぼ実在の人物の名前を登場させているところ。

アメリカの大統領親子、北の将軍、ロシアのマッチョな大統領と、キャラクターもわかりやすいし、タブーさえ考えなければとても面白く読める。
基本的には日本を守る主人公が勝利するのだが、これを右翼だなんだとコメントする方が野暮というものだろう。

大和田 秀樹: ムダヅモ無き改革 (近代麻雀コミックス)

大和田 秀樹: ムダヅモ無き改革 (近代麻雀コミックス)

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November 17, 2008

外薗 昌也: 犬神 第3巻 新装版

何者かから人類を観察するために送り込まれた超絶的な力を持つ犬(オオカミ)と心を通わせる少年の話。文庫版3巻。

主人公・史樹と心を通わせる23、政財界に顔を利かせる謎の実力者・桐生に囲われるゼロに続く、新たな犬神は擬態機能を持ち、人間を惨殺しながら街に向かってくる。

その犬神の出現に責任を感じ、立ちはだかろうとする23、心配する史樹、待ち受ける桐生が、新たな犬神の目指す場所に向かう。
そして、新たな犬神が出現した際の最初の事件を担当した刑事も、先輩刑事の仇を討とうと犬神を追い始める。

圧倒的な新たな犬神の力にどうなるものか、と惨憺たる思いに囚われつつ、それでも実直な主人公の描写に救われつつ、読み進めることが出来ている。

新たな犬神の擬態が最後には面白おかしいものになっているのもまた良し。

外薗 昌也: 犬神 第3巻 新装版 (3) (講談社漫画文庫 ほ 4-10)

外薗 昌也: 犬神 第3巻 新装版 (3) (講談社漫画文庫 ほ 4-10)

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November 12, 2008

夢路 行: あの山越えて 13

実家近くで農業をしたいという夫に付き合い田舎暮らしを始めた女性教師の話の第13弾。

この巻は、夫の実家との同居という一大イベントが描かれているが、何となく牧歌的な雰囲気に流され、読後感にあまり残らない。
トラブルがあるものの、何とか乗り越えていくのも、これまたいつも通り。

それがこの作品の良さであり、持ち味でもあるのだが。

夢路 行: あの山越えて 13 (13) (秋田レディースコミックスセレクション)

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November 11, 2008

佐藤 秀峰: 新ブラックジャックによろしく 5

若い研修医の悩みと活躍を描いた作品の移籍に伴う新シリーズ第五弾。

引き続き、移植医療についてがテーマ。前巻までの腎臓を病む先輩看護師・赤城への臓器提供を申し出る主人公というエピソードはちょっと脇に置いておいて、主人公の病院に運び込まれた事故で意識を失った若者の脳死を巡る話題がこの巻の中心。

脳死判定とは? 脳死移植の承諾手続きとは? 脳死者からの臓器提供とは? そうした現場の状況をリアリティを持って描いている。
淡々と進められる移植手続きに対して、主人公の恋人である看護師・皆川の批判的な視点も描かれているが、正直、はた迷惑な存在としか印象を受けなかった。

何が何でもヒューマニズム振りかざして熱く語ればよいと言うものではなく、何が問題なのかを明確に示して欲しい。何となく気持ち悪い、それだけでは作品の力としては弱いように感じる。

佐藤 秀峰: 新ブラックジャックによろしく 5 (5) (ビッグコミックススペシャル)

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November 09, 2008

大塚 英志: 黒鷺死体宅配便 (10)

仏教系大学の有志が集まって設立した死体運び業の話。大塚英志・原作、山崎峰水・画の第10巻。

連載雑誌が移ったり紆余曲折あった作品だが、この巻では安定した内容が描かれている。

エピソードは大きく3つ。AED男、密入国者、ダウジングの師匠。
面白いのはAED男、ダウジングの師匠はちょっと切ない話。

この設定のままなら、まだまだ続けられるだろう。

大塚 英志: 黒鷺死体宅配便 (10) (角川コミックス・エース 91-15)

大塚 英志: 黒鷺死体宅配便 (10) (角川コミックス・エース 91-15)

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November 08, 2008

夢枕 獏: 東天の獅子 第1巻 天の巻・嘉納流柔術

明治初期、嘉納治五郎が講道館柔道を興していく様を描いた作品。

明治維新を経て、武士という階級がなくなり、西洋文化が急速に入ってきたことにより、身に付けるべきは学問であり、算術であって、武術は不要なものとして急速に廃れつつあった。
そうした状況の中、幼い頃から学問を身に付け、西洋文化にも造詣が深く、東京大学に学び、学習院大学で教鞭を執っていた嘉納治五郎は、講道館を興し、廃れゆく柔術を体系化してゆく。

それまで武術は師範の教えを体でもって学び、技の達人は達人として弟子に実践を通して伝えるしか術はなかった。
それは武士階級を成立させているシステムでもあったが、嘉納治五郎は、なぜ人は倒れるのか、倒すためにはどうしたらよいのか、そのためにどういった動きを相手に与えるのか、といった技を言語化することで広く誰にでも学べる武術として講道館柔道を構築していった。
そうした嘉納治五郎の働きを淡々と、しかしドラマチックに描いていく。

決してノンフィクションのドキュメンタリーではないが、実在の人物とその実績をベースに構成された物語にはリアルな迫力が伝わってくる。

物語は嘉納治五郎がメインではなく、前田光世の物語に移っていくと予感させる。
冒頭には木村政彦とエリオ・グレイシーの戦いを描き、出来て間もない講道館へ乗り込む武田惣角など、興味を惹くシーンで一気に物語の世界に引き込まれる。

もしコミック化するなら、安彦良和かな、と以前に武田惣角や嘉納治五郎を描いていたことを思い出しながら思った。

夢枕 獏: 東天の獅子 第1巻 天の巻・嘉納流柔術 (1)

夢枕 獏: 東天の獅子 第1巻 天の巻・嘉納流柔術 (1)

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November 07, 2008

士貴 智志: 69-ロクジュウキュウ-

シャトル打ち上げ基地のある島を舞台に男女の運び屋コンビの活躍を描いた作品。

機械人形の運びを請け負ったことで、主人公たちは私設軍隊とテロ組織、大国の思惑の中に放り込まれる。

美少女、メカ、アクションシーンとひと頃のアニメの定番要素が散りばめられている。
書き込みも細かく、アクションシーンも迫力あるが、敵味方関係がすぐには把握しがたいのが難点。

また、帯には「禁断の問題作」、裏表紙には「伝説の問題作」とあるが、内容はそれほどのものではなく、羊頭狗肉の最たるものか、と。

士貴 智志: 69-ロクジュウキュウ- (リュウコミックス) (リュウコミックス)

士貴 智志: 69-ロクジュウキュウ- (リュウコミックス) (リュウコミックス)

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November 06, 2008

大暮 維人: BURN-UP EXCESS&W

特殊SWATチームの凄腕女性警官コンビの活躍を描いた作品。

美少女とメカとアクションシーンという、ひと頃のアニメの定番要素が存分に見られる。
少年キャプテン休刊目前に掲載されたらしいが、残念ながら記憶にない。

絵は見やすいし、ネタも良くできている。

大暮 維人: BURN-UP EXCESS&W (リュウコミックス) (リュウコミックス)

大暮 維人: BURN-UP EXCESS&W (リュウコミックス) (リュウコミックス)

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November 05, 2008

神崎 将臣: HUNTER-XENON SAGA 異聞-

アイアンホースと呼ばれる世の中の悪を成敗する謎の組織に所属する少年の話。

世の中にのさばる悪を成敗して報酬を得るという、現代版仕事人の分かりやすい勧善懲悪のストーリーがいくつも展開される。

さすがに古臭さは否めないが、この主人公がXENONにも出てきているということを把握するには良いかと。

神崎 将臣: HUNTER-XENON SAGA 異聞- (リュウコミックス)

神崎 将臣: HUNTER-XENON SAGA 異聞- (リュウコミックス)

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November 04, 2008

正吉良 カラク: カグツチ 上

石黒耀『死都日本』を原作にした火山噴火による災害もの。

九州霧島連山を舞台に、独立した火山群の地下にある巨大火山の破局噴火を予言した研究所所長を父に持つ少年の視点で、噴火までのプロセスを描いている。

噴火そのものによる被害、大量の火山灰の降灰による被害、上空に上がった火山灰が太陽光線を遮ることによって引き起こされる氷河期の到来による人類の危機を予言する所長は認められないまま、火山の動きを監視している。

そして、起こり始める地震と火山活動。というところまでは良いのだけれど、少年とクラスメートの友情や恋心、少年と父親の葛藤など、少年向けコミックお決まりの要素が邪魔くさい。

いよいよ破局噴火というところで次巻。
天災パニックものはハリウッドが得意にしているが、それと同じような展開にならないかとちょっと心配。

正吉良 カラク: カグツチ 上 (1) (KCデラックス)

正吉良 カラク: カグツチ 上 (1) (KCデラックス)

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November 03, 2008

樹 なつみ: ヴァムピール 2

事故で1分間心臓が止まったことで見えないものが見えるようになった少年の話。

のはずだったが、臨床心理士やカンタレッラという大魔女というキャラクターの登場で、世直しものの様相。分かりやすいと言えば分かりやすいが、前半は離婚裁判を巡る事柄では、それを生かし切れているとも言えず、今ひとつな印象。

後半は新たなストーリーとして少年とヴァンピールとの融合を予感させて次巻。

樹 なつみ: ヴァムピール 2 (2) (アフタヌーンKC)

樹 なつみ: ヴァムピール 2 (2) (アフタヌーンKC)

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November 02, 2008

ひぐち アサ: おおきく振りかぶって Vol.11

公立高校の新設野球部の話。

西浦高校の一年生野球部の面々は夏の甲子園を目指す全国高等学校野球選手権埼玉大会を勝ち進んでいる。
この巻の前半では、その試合と試合の合間の過ごし方などがメインに描かれている。

3試合目は試合の模様も描かれず、あっさり勝利。
4試合目は相手のチーム内の様子も描かれ、注目を集め始めた西浦高校が初めて相手に分析されながら試合を進める様子が描かれる。

今までのようにノーマークから勝ち進むようには行かないことを暗示して次巻。

ひぐち アサ: おおきく振りかぶって Vol.11 (11) (アフタヌーンKC)

ひぐち アサ: おおきく振りかぶって Vol.11 (11) (アフタヌーンKC)

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