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August 31, 2009

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 12

プロ棋士への夢を絶たれ、賭け将棋で生きる"真剣師"として生きていこうとする青年の話。

鬼将会と呼ばれる地下組織の地下道場に放り込まれた主人公は、アキバの受け師さんとも合流し、新たなステージへと上がる。

相手組織の規模が荒唐無稽で馬鹿馬鹿しいと思うけど、作品中でもそう言ってしまっているところが救いとなっている。

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 12 (ヤングジャンプコミックス)

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 12 (ヤングジャンプコミックス)

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August 30, 2009

ピーター アニバーサリー・コンサート

ピーターのデビュー40周年記念公演。

デビュー曲からしばらくの1970年代の持ち歌から始まり、昭和の歌のメドレー。
合間にダンスも織り交ぜ、休憩を挟んでからは久し振りにレコーディングしたという女性歌手のカバーCDから何曲か。
そして越路吹雪の曲も。

憎まれ口のMCも織り交ぜ、休憩含めて2時間半の公演。
昭和の曲はいずれも尺が短く、短い時間でたくさん聞けるのはお得な気分。

~8月28日・中野 中野サンプラザにて~

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August 29, 2009

東のエデン 第1巻

謎の携帯電話を持った青年と女子大生の活躍を描いた2009年放映のアニメーション作品。Blu-ray化第1弾。

卒業旅行でアメリカを訪れた森美咲は、ワシントンDCのホワイトハウス前で警察官の職務質問に遭った際に、全裸でピストルと携帯電話を持った青年と出会う。
職務質問から助けられたお礼に上着を貸すもパスポートが入っていたことで青年を追い、一緒に行動を共にすることに。
青年は記憶を失っており、自分自身が誰なのか、何をしようとしていたのかを探る目的も含めて日本へ戻る。

キャラクター原案が「ハチミツとクローバー」「三月のライオン」の羽海野チカ。
シリアスかつ突飛なストーリーにギャップも予想されたが、意外にも違和感なく画面に収まっている。
ちょっとしたギャグっぽいシーンでは羽海野チカの表現がほぼそのまま使われており、ちょうどよい息抜きとなっている。

冒頭の二話を収録しており、この後の引きとしては十分。
特典として0話がCDドラマの形で付いている。森美咲側のサークルの成り立ちなどを描いたもの。
この形式に違和感がなければよし。

: 東のエデン 第1巻 (初回限定生産版)【Amazon.co.jp 限定リバーシブル・ジャケット仕様】 [Blu-ray]

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August 28, 2009

BLOOD THE LAST VAMPIRE

1966年の日本を舞台に吸血鬼を退治する少女を描いたアニメーション作品。2000年公開。

劇場でも観たし、DVDでも買ったはずだけれど、Blu-rayになったので改めて購入。

作品の尺が短いためか、テレシネ版とデジタルマスター版が収録されている。
どこがどう違うかと問われると難しいけれど、デジタルマスター版の方が見やすい印象は受けた。

: BLOOD THE LAST VAMPIRE [Blu-ray]

BLOOD THE LAST VAMPIRE [Blu-ray]

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August 27, 2009

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい 限定版

謎の生命体イマージュに襲来された西暦2045年の地球を舞台に少年少女の活躍を描いたアニメーション作品。

TVシリーズをネットで観ていたので、その映画版と言うことで購入。

TVシリーズの焼き直しとか考えていたが、登場するキャラクターたちはそのままに大胆に役割を入れ替え、まったく違うストーリー仕立てになっている。
リメイクと言うよりはリミックスとでも言うような出来になっている。

軍の少年兵レントンが、最初の戦闘で幼い頃に別れた少女エウレカと出会い、所属する部隊の反乱に巻き込まれ、軍、所属部隊、イマージュとの戦いの中で新たな未来を探し求めていく。

単発の作品としてはよくまとまっているとは思えるけれど、かなり説明不足な印象も受け、まったくの初見で楽しめるかは疑問。
リミックスの印象もTVシリーズを覚えていて始めてどれだけ異なっているか楽しめるものだし。

個人的にはエウレカをはじめとして登場する女性キャラクターたちが最初から最後までデレデレキャラだったのがいまひとつ。
ツンにこだわるわけではないけれど、TVシリーズはそうした感情のやりとりがよく表現されていたと思うので、その部分が削られていたことが残念。

Blu-rayソフトとしては、日本のアニメーション作品では初めてBD-Liveに対応していることが特徴となっている。
PLAYSTATION3で観たので機能を利用するために問題は特になし。
映像特典がネット経由のダウンロードできるようになっている。ダウンロードも時期をずらすことで、いつまでも新鮮なコンテンツに出会えるようになっている。
多くが声優のコメントなどだったので、好きな人にはよいサービスだろう。
レンタルや違法コピー対策にもなっているのかもしれない。

: 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい 限定版 [Blu-ray]

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい 限定版 [Blu-ray]

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August 26, 2009

夢枕 獏: 闇狩り師 《新装版》

身長2メートル、体重145キロの巨体を生かし、仙道を操り悪霊退治をする男、九十九乱蔵の活躍を描いた短編集の合本しての復刻版。

コミック版は読んでいたし、微妙に重なっているキマイラも読んでいたけれど、小説版はまだだったので復刻を機会に読了。

合本のため、12のエピソードが収められている。
いずれもアクションあり、バイオレンスあり、霊的な存在ありと、20年以上前に書かれた作品とは思わせないほど十分に面白い。

最近では、キマイラを始め、書けば書くほど大長編になっていく著者だが、これら12のエピソードはいずれも短編としてテンポよく、切れもよい。
大長編しか書けないと思われているようではもったいなく思える。

夢枕 獏: 闇狩り師 《新装版》 (トクマ・ノベルズ)

夢枕 獏: 闇狩り師 《新装版》 (トクマ・ノベルズ)

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August 25, 2009

菊地 秀行: 邪界戦線

著者の永遠のモチーフである魔界都市<新宿>を舞台に、向こう側の存在との戦いを描いた作品。

主人公が奔放な女子高生というのは目新しいが、相棒には謎めいた美少年で、米軍が絡んできたりするのは、相変わらずと言ってもよい展開。

ラストもバタバタしていていまひとつ。

菊地 秀行: 邪界戦線 (ノン・ノベル 860 魔界都市アラベスク)

菊地 秀行: 邪界戦線 (ノン・ノベル 860 魔界都市アラベスク)

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August 24, 2009

金原瑞人: みじかい眠りにつく前に 3

金原瑞人がセレクションしたヤングアダルト向けの短編小説を集めたアンソロジー。この巻では江國香織も2編選んでいる。

収録されているのは、池上永一「サトウキビの森」、小川洋子「美少女コンテスト」、川西蘭「炎」、桜庭一樹「A」、東直子「道ばたさん」、三浦しをん「予言」、皆川博子「雪女郎」、よしもとばなな「血と水」、有島武郎「火事とポチ」、萩原朔太郎「猫町」の10編。

まぁ、好き嫌いはあろうが、いずれもきちんと読ませる作品でバリエーションに富んでいる分、飽きることはない。

それより気になったのは、よしもとばなな「血と水」が両親が農村でコミュニティを営む新興宗教から抜け出した女性の話で、萩原朔太郎「猫町」は猫ばかりが住んでいる町の幻を見る男の話だったこと。
すでに読んでいる人にはすぐにわかるだろうが、いずれも村上春樹の最新刊「1Q84」で描かれている重要なモチーフだ。
あとがきから推察すると、2009年5月にはセレクションは済んでいるので、「1Q84」に合わせたとは考えにくい。
偶然だとすれば、このアンソロジーの中にベストセラーの重要なモチーフと似たエピソードが描かれた2編が収められていることはたいへん興味深い。

有島 武郎: みじかい眠りにつく前に 3 (ピュアフル文庫 ん 1-13)

有島 武郎: みじかい眠りにつく前に 3 (ピュアフル文庫 ん 1-13)

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August 23, 2009

小川 一水: 疾走!千マイル急行

飛行手段を持たない架空の大陸を舞台に、都市国家間の争いに巻き込まれる少年少女たちの姿を描いた作品。

イメージは開拓時代のアメリカか。そこに拡がる鉄道網を駆け抜ける蒸気機関車と豪華な客車。
研修旅行と称して旅立った少年少女たちは祖国が戦争により壊滅したことを知り、急行列車を仮の国家として大陸の中を居場所を求めて、また敵国の追走を避けながら疾走する。

鉄道の運行システムから来る制約や、国家間の思惑、地政学上のパワーバランスなどがうまく描かれ、読み応えのあるものとなっている。
少年少女たちが決して超人的な能力や才能を発揮するわけではなく、微妙な身分制度なども織り交ぜているところは好感が持てる。

冒頭、登場人物たちの片仮名の名前に取っ付きづらさを感じたが、それさえ乗り越えれば面白く読むことができる。

小川 一水: 疾走!千マイル急行 (ソノラマノベルス)

小川 一水: 疾走!千マイル急行 (ソノラマノベルス)

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August 22, 2009

よしなが ふみ: フラワー・オブ・ライフ 第3巻

よしながふみの学園ものの文庫化。

白血病による休学から復帰した主人公が、漫研に入り、一緒になる部員やクラスメートたちとなごやかな日常を過ごす話。

この巻ではクリスマスのあれこれを筆頭に、漫画の持ち込み、それぞれの恋愛事情などが描かれる。
漫画の持ち込みのエピソードは業界の内情モノっぽいけれど、人と人とのコミュニケーションや努力とか才能とかいったものがよく描けていて、他の業界でも通用するものとなっている。

恋愛事情は、比較的コメディとして描かれているけれど、最後の最後でもっともコメディ扱いだった関係が一気にシリアスになっていく。
そこに主人公の家族関係のトラブルがうまく重なり、若干ご都合主義な登場の仕方と物わかりの良さも違和感なく読めてしまう。

つとめて明るく、けれど哀しさを秘めたラストは再読だというのに涙を誘う。

よしなが ふみ: フラワー・オブ・ライフ 第3巻 (白泉社文庫 よ 4-6)

よしなが ふみ: フラワー・オブ・ライフ 第3巻 (白泉社文庫 よ 4-6)

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August 21, 2009

佐藤 秀峰: 新ブラックジャックによろしく 6

若い研修医の悩みと活躍を描いた作品の掲載雑誌移籍に伴う新シリーズ第六弾。

引き続き、移植医療についてがテーマ。腎臓を病む先輩看護師・赤城への臓器提供を申し出る主人公という本筋のエピソードはさらに脇に置いておいて、教授の口から近藤医師の若き日々のエピソードが語られる。

過去の話のはずだけれど、移植医療に関わる法律的な議論はむしろ現代に近い。
それだけ議論が立ち後れているということなのかもしれないけれど、エピソードは悲劇的で救いようがない。

主人公の迷惑な行動と煮え切らない態度が少ないだけまだ読みやすいけれど。

佐藤 秀峰: 新ブラックジャックによろしく 6 (ビッグコミックススペシャル)

佐藤 秀峰: 新ブラックジャックによろしく 6 (ビッグコミックススペシャル)

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August 20, 2009

綱本 将也: GIANT KILLING 11

国内プロサッカーリーグの元スター選手が監督となって弱小クラブに戻ってくる話。

前半は前巻からの続きで川崎戦の後半。
押し込まれる展開から、ベテラン勢の奮起が追い上げにつながる。

その勢いを持続し、クラブとしてのまとまりを見せたまま調子を落としている東京ヴィクトリーとのダービーマッチに挑む。

ラスト、ダービーマッチの控え室で監督が選手にかける言葉はちょっと泣ける。

綱本 将也: GIANT KILLING 11 (モーニングKC)

綱本 将也: GIANT KILLING 11 (モーニングKC)

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August 19, 2009

新田 祐克: オトダマ ~音霊~ (2)

科警研を辞した音響専門家と、刑事OBのストーカー退治屋のコンビが警察も手を焼く事件を解決していく話。

この巻ではコンビがまだ現役の警察組織に所属していた時期に、知り合うきっかけとなった事件と、身内が狙われることになった連続殺人事件が描かれる。

相変わらずサスペンスとしてもちゃんと読める出来になっている。
犯人が後半まで登場しないのは、ちょっと反則気味だけれど。

新田 祐克: オトダマ ~音霊~ (2) (WINGS COMICS)

新田 祐克: オトダマ ~音霊~ (2) (WINGS COMICS)

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August 18, 2009

おかざき 真里: サプリ9

広告代理店に勤める女性の話。第9巻。

恋愛と仕事に生きる女性たちが、幸せを実感したり、苦しんだりする話なのだが、この巻では、苦しんだ末に壊れていく女性が真っ当に描かれている。

それがまた周りにいた人たちにどのような影響を与えていくのか、かなりシリアスな内容。

ダウナーな時に読むと影響は大きいかもしれない。

おかざき 真里: サプリ9 (Feelコミックス)

おかざき 真里: サプリ9 (Feelコミックス)

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August 17, 2009

西炯子: ひとりで生きるモン!3

日常の隙間を描いたような4コママンガの連作集。

描かれているのは下ネタ前提の恋愛ものから、全くのギャグ、ちょっとしたネタなど。

前巻に引き続き、一冊を通して描かれるほど引っ張る力のあるキャラクターはなし。

面白いのは、曜日の英単語は覚えにくいというネタと高円寺物語か。

西炯子: ひとりで生きるモン!3 (キャラコミックス)

西炯子: ひとりで生きるモン!3 (キャラコミックス)

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August 16, 2009

清涼院 流水: 探偵儀式 THE NOVEL メフィスト症事件

清涼院流水、大塚英志、箸井地図のコラボレーションによる同名コミックのラストを飾る小説版。

コミックの世界観を丹念に、また悪乗りし過ぎな印象で描き、メインキャラクターである伽藍堂天晴の一人称の形でメフィスト症事件と呼ばれる事件について語られていく。

直接コミックの内容とはリンクしないが、その分シンプルで分かりやすい構成とはなっている。

ラストにはまたあざといネタが仕込まれており、最後のページにある編集部の「作者の創作上のねらいにより、本書で語られる『真実』についてのお問い合わせには、いっさいお答えできません」というコメントが、そのあざとさを物語っている。

でも、それにまんまとはまってしまっている自分もまたいるのだった。

清涼院 流水: 探偵儀式 THE NOVEL  メフィスト症事件 (角川コミックス・エース)

清涼院 流水: 探偵儀式 THE NOVEL メフィスト症事件 (角川コミックス・エース)

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August 15, 2009

箸井 地図: 探偵儀式 (6)

殺人事件は警察に代わって探偵が捜査するという、探偵の地位が確立されていた世界の話。

のはずだったが、総理大臣の計画する大災厄、探偵メイスンと呼ばれる秘密組織など話は限りなく膨らんでいき、カインとアベルの話も差し挟みながら、クライマックスへと進んでいく。

清涼院流水、大塚英志、箸井地図のコラボレーションによって生み出された作品だが、ラストはなんだかな、という感じがしないでもない。
ファンとしては、それも含めて面白がるところなのだけれど。

同時発売の小説版で完結。

箸井 地図: 探偵儀式 (6) (角川コミックス・エース 109-6)

箸井 地図: 探偵儀式 (6) (角川コミックス・エース 109-6)

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August 14, 2009

画:志水 アキ: 魍魎の匣 (3)

京極夏彦の原作を志水アキの画によってコミカライズされた作品。

原作は未読なのだけれど、噂に聞く膨大な量のテキストはそのままに、絵はあくまでその補完するものとして機能しているような印象。

それだけに原作の魅力は損ねていないと言えるのだろう。

ストーリーはいよいよ種明かしに入ってきて次巻。

画:志水 アキ: 魍魎の匣 (3) (怪COMIC)

画:志水 アキ: 魍魎の匣 (3) (怪COMIC)

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August 13, 2009

大和田 秀樹: ムダヅモ無き改革 2巻

国際政治を舞台に各国首脳が麻雀対決を展開するコミックの第2弾。

主役は変わらず小泉ジュンイチローだが、それだけで少々つらい。
なぜなら現実社会では引退同然になっており、麻生タローも出てくるのに、そこに切り込んでいないだけで腰が引けたように見える。

国際政治のパワーバランを麻雀で解決するのが作品の面白さだったが、この巻ではそこも今ひとつで人類全体の敵を登場させてしまっている。

それはそれで面白いけれど、インパクトはかなり低くなってしまっている。

大和田 秀樹: ムダヅモ無き改革 2巻(近代麻雀コミックス)

大和田 秀樹: ムダヅモ無き改革 2巻(近代麻雀コミックス)

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