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October 16, 2009

清涼院流水: B/W(ブラック オア ホワイト) 完全犯罪研究会

猟奇的な連続殺人事件に3度も巻き込まれた過去を持ち、警察内で犯罪被害者のフォローをする部署に勤める女性の話。

警察内で新たに立ち上げられた未解決事件の一般市民による再検討に携わることになった主人公は、そこで取り上げられた、周囲の人々が次々と消えていく少年に興味を抱く。

少年の周りでは、両親に始まり、小学生ではクラス全員、中学生では林間学校のクラス全員、高校生ではクラス全員とその家族が消え、本人だけが生き残り続けていた。

主人公は自身が被害者にもかかわらず加害者であるかのような中傷や非難を受けたことで、大学生となった元少年にシンパシーを感じ、関心を深めていく。

元少年は被害者なのか、加害者なのか。
主人公は元少年に直接会って問いただす。

設定も奇想天外だし、その割に荒唐無稽とまではなっていないので読み応えはある。
ただ、ラストのオチは、その前段の主人公の推理の前提を否定してしまっているようで、いまひとつ腑に落ちない。

さらに事件が完全解決したとは言い難いので、続編やシリーズかを目論んでいるかのような印象も受ける。

清涼院流水: B/W(ブラック オア ホワイト) 完全犯罪研究会

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