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October 16, 2009

清涼院流水: B/W(ブラック オア ホワイト) 完全犯罪研究会

猟奇的な連続殺人事件に3度も巻き込まれた過去を持ち、警察内で犯罪被害者のフォローをする部署に勤める女性の話。

警察内で新たに立ち上げられた未解決事件の一般市民による再検討に携わることになった主人公は、そこで取り上げられた、周囲の人々が次々と消えていく少年に興味を抱く。

少年の周りでは、両親に始まり、小学生ではクラス全員、中学生では林間学校のクラス全員、高校生ではクラス全員とその家族が消え、本人だけが生き残り続けていた。

主人公は自身が被害者にもかかわらず加害者であるかのような中傷や非難を受けたことで、大学生となった元少年にシンパシーを感じ、関心を深めていく。

元少年は被害者なのか、加害者なのか。
主人公は元少年に直接会って問いただす。

設定も奇想天外だし、その割に荒唐無稽とまではなっていないので読み応えはある。
ただ、ラストのオチは、その前段の主人公の推理の前提を否定してしまっているようで、いまひとつ腑に落ちない。

さらに事件が完全解決したとは言い難いので、続編やシリーズかを目論んでいるかのような印象も受ける。

清涼院流水: B/W(ブラック オア ホワイト) 完全犯罪研究会

清涼院流水: B/W(ブラック オア ホワイト) 完全犯罪研究会

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October 15, 2009

神山健治: 小説 東のエデン

謎の携帯電話を持った青年と女子大生の活躍を描いた2009年放映のアニメーション作品「東のエデン」の小説版。

監督の手によるものなので、基本的にアニメ作品のセリフのままで、ト書きそのままといったもの。
たまに映像では読み取れなかったような説明も付け加えられているが、その程度。

アニメ作品の方は、続編が映画の2部作として上映される予定になっているが、この本にはそこまでの内容は含まれていない。
短いエピローグはあるものの、ストーリーは完結とは言い難いまま終わっている。

アニメを見ていない人に、そうした終わり方が許容されるかどうかはよく分からない。

神山健治: 小説 東のエデン (ダ・ヴィンチブックス)

神山健治: 小説 東のエデン (ダ・ヴィンチブックス)

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October 14, 2009

小川 一水: 煙突の上にハイヒール

SF風味の効いた小説の短編集。

煙突の上にハイヒール:失恋直後のOLが売り出されたばかりのひとり乗りの空飛ぶ機械を購入して、空を飛ぶことの楽しさに目覚めていく話

カムキャット・アドベンチャー:仲間たちのたまり場となっているアパートの自室に出入りしている猫にカメラを付けて、猫の行動先の探ってみようという試みから思わぬ事件に遭遇する話

イブのオープン・カフェ:クリスマスイブに屋外の席で時間をつぶそうとしている女性とバッテリー切れで立ち寄った介護ロボットとの会話で紡がれる話

おれたちのピュグマリオン:電機メーカーに勤める主人公たちの人間型ロボット開発を巡る話

白鳥熱の朝に:パンデミックにより多数の死者を出した後の世界を描いた作品

タイトル作がいちばんまとまっていてよくできているような印象。あとはそれぞれどこか後味の悪さを感じてしまう。

小川 一水: 煙突の上にハイヒール

小川 一水: 煙突の上にハイヒール

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October 13, 2009

東のエデン 第3巻 (初回限定生産版)

謎の携帯電話を持った青年と女子大生の活躍を描いた2009年放映のアニメーション作品。Blu-ray化第3弾。

この巻には、主人公が女子大生を通じて本作のタイトルにもなっている大学サークル「東のエデン」の面々と対面を果たし、その活動に関わっていく5話と6話が収録されている。

セレソンが新たにひとり登場し、その謎の行動に「東のエデン」のメンバーが巻き込まれた様子が描かれ、以下次巻。

映像特典は主人公たちを演じている声優の対談と、音楽を担当している川井憲次へのインタビュー。
声優にはあまり興味ないので面白くなかったが、川井憲次の音楽の作り方や監督からのオーダーに関する話は興味深かった。

: 東のエデン 第3巻 (初回限定生産版) [Blu-ray]

東のエデン 第3巻 (初回限定生産版) [Blu-ray]

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October 02, 2009

小山 宙哉: 宇宙兄弟 7

宇宙飛行士を目指す兄弟の話。

ついに弟の乗る月ロケットが打ち上げられ、無事に宇宙に出て月へと着陸する。
兄の方は最終面接試験の結果を待ちながら、弟の活躍を見て日本に戻る。

どこかでトラブルが起きるのだろうとハラハラして読んでいると、最後まで何も起きない。
次巻はたぶん何かが起きるのだろう。

小山 宙哉: 宇宙兄弟 7 (モーニングKC)

小山 宙哉: 宇宙兄弟 7 (モーニングKC)

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October 01, 2009

幸村 誠: ヴィンランド・サガ 8

北欧バイキングを描いた作品。

舞台はデンマーク・ヴァイキング艦隊が侵攻していたイングランド。父スヴェン王との確執から命も狙われているクヌート王子の部下としてアシェラッドは策略を巡らせる。
しかし、族長を集めての褒賞授与の宴席で、スヴェン王を陥れようとしていたアシェラッドは、逆にスヴェン王の思惑にはまり、王と対峙する羽目になってしまう。
大荒れとなる宴席の中に飛び込んでいったトルフィンは、父親の敵として張り付いていたアシェラッドの立ち回りを目撃する。

巻の後半は時代も進み、舞台もデンマークに移っての新章に。
奴隷として農場主の元で働いているトルフィンの姿が現れて以下次巻。

あまりの展開に驚くやらあきれるやら、といった重要な巻。

幸村 誠: ヴィンランド・サガ 8 (アフタヌーンKC)

幸村 誠: ヴィンランド・サガ 8 (アフタヌーンKC)

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