浦沢 直樹: BILLY BAT 2
第二次大戦後すぐの日本を舞台に、自分の作品が模倣であることを疑い日本にやってきた日系アメリカ人のマンガ家の話。
日本で自分のキャラクターであるコウモリをモチーフにした『ビリーバット』の元ネタを探していくうち、主人公は下山事件に巻き込まれていく、というのが前巻までのあらすじだったはずだが、予想通りワケの分からない展開に。
イエス・キリストとユダの関係やアメリカの黒人解放運動、戦国時代の伊賀忍者など時代を超えてストーリーが展開しては、各時代にビリーバットが現れる。
壮大と言えば聞こえはよいが、散漫になって収まりが付かなくなることを懸念する。
ところで、単行本だからこうしてストーリーを追えるけれど連載で読んでいる人は追いついてこられるのだろうか。
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