西 炯子: 娚の一生 3
30代独身女性とかなり年上の男性が同居する話の最終巻。
大手企業で働き、長期休暇を取るために祖母の家に来ていた主人公は、祖母の死に目に会い、かなりの田舎である祖母の家で在宅勤務のまま生活し始める。そこへ祖母の知り合いという哲学科の大学教師がやってきて離れに住み始める。
これまでゆっくりと、時に大胆に距離を縮めてきた二人だったが、この巻では昔の男が出てきたり、地元有力者とのトラブルから誘拐騒ぎがあったり、果ては大地震まで起きる。
もう最終巻と思ってやりたい放題な印象も受けるハリウッド的スペクタクルな展開。
映像化でも狙っているんだろうかと穿った見方もできるけれど、絵の雰囲気は悪くないのでそのまま単純に楽しむのが良いのかと。
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