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November 15, 2010

安彦 良和: 愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 開戦編

豪華本もいよいよ安彦良和オリジナルのままジオン公国の独立宣言から開戦までが描かれる。

基本はシャア・アズナブルと成り代わったキャスバル兄さんを中心に、士官養成学校でのガルマ・ザビとの出会いから信頼を得て、事件を引き起こし、地球に降りてララァと出会い、また宇宙に戻って軍でモビルスーツに乗り込むまでが描かれる。

それと並行してジオンの中でミノフスキー博士を中心に進められるモビルスーツの開発や連邦軍側のテム・レイによるモビルスーツの開発が遅々として進まない様子、ミノフスキー博士の亡命事件などが描かれる。

政治的な動きは分かりにくい部分もあるが、アニメの中では描かれていなかった部分を補足する形で物語に厚みを持たせていると言えるだろう。

終盤にテム・レイの息子として登場するアムロ・レイの日常生活は、想像以上にウザッたい存在として描かれているのが面白い。

安彦 良和: 愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI  開戦編

安彦 良和: 愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 開戦編

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November 14, 2010

内藤 泰弘: 血界戦線 2 ―世界と世界のゲーム―

かつてニューヨークと呼ばれ、現世と異界の入り交じる街、ヘルサレムズ・ロットを舞台に、超人秘密結社「ライブラ」の活躍を描いた作品。

この巻では、チェスと将棋を進化させた『プロスフェアー』というゲームを鍵にして異界との関わり合いが描かれる。
そして敵として明らかにされる吸血鬼という存在。

アクションはあくまで激しく、異界の存在も迫力ありつつ魅力的に描かれている。

これは、続くんだよね?

内藤 泰弘: 血界戦線 2 ―世界と世界のゲーム― (ジャンプコミックス)

内藤 泰弘: 血界戦線 2 ―世界と世界のゲーム― (ジャンプコミックス)

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November 13, 2010

外薗 昌也: 幕末狂想曲RYOMA 2

幕末の志士、坂本龍馬の奮闘を描いた作品。

この巻ではいきなり土佐勤王党の壊滅から始まり、神戸の操練所の閉鎖によって、勝海舟と小栗上野介忠順との対立構造を見せる。

割と早い時点で薩長同盟を意識する形で薩摩に向かい、周りの人間を引きこんでいく。

でかい話で薩摩藩から船を借りてグラバーに最新の武器を買いに行くところまで。

龍馬がヘンに格好つけたり頭が切れるタイプでなく、ひたすら熱く走り回るキャラクターになっているのが良い感じ。

外薗 昌也: 幕末狂想曲RYOMA 2 (SPコミックス)

外薗 昌也: 幕末狂想曲RYOMA 2 (SPコミックス)

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November 12, 2010

夢枕獏: 新・魔獣狩り12・13 完結編・倭王の城

空海の残した秘法、蓬莱山の黄金、そして鬼道の力を巡る冒険譚。同時発売の完結編第12巻と第13巻を一気読み。

33年にも渡る大作もいよいよ完結。
すでにストーリーの細部は覚えていないが、意外にこの2巻だけでも面白く読めた。

とりあえず人数の増えすぎた感のある東北のトラブルをあっさり片付けたのが大きい。
動いているのは初期の頃からのキャラクターである黒御所に猿翁であり、サイコダイバーである九門鳳介、毒島獣太に美空、文成仙吉、ひるこであり、それ以外はさほど動いていない。

また、色々な謎を追いかけていたが、卑弥呼の墓という一点で収束していったことも分かりやすさを支えている。
タイトルだけでしばらく出てこなかったサイコダイビングも極限の状況の中で行われるスケールの大きな形で描かれている。

主要な登場人物以外は本筋のストーリーの中で大体片がつき、主要な登場人物も本筋が終わって後日談が書かれているのは、長らく読み続けてきた読者へのサービスだろうか。
しかし、その中で次の事件まで匂わせるのはいささかサービス過剰か。
著者以外の誰かに描かせることを想定しているのかもしれないけれど。

夢枕獏: 新・魔獣狩り12 完結編・倭王の城 上 (サイコダイバー・シリーズ24)

夢枕獏: 新・魔獣狩り12 完結編・倭王の城 上 (サイコダイバー・シリーズ24)

夢枕獏: 新・魔獣狩り13 完結編・倭王の城 下 (サイコダイバー・シリーズ25)

夢枕獏: 新・魔獣狩り13 完結編・倭王の城 下 (サイコダイバー・シリーズ25)

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November 11, 2010

山崎 峰水: 黒鷺死体宅配便 (14)

仏教系大学の有志が集まって設立した死体運び業の話。大塚英志・原作、山崎峰水・画の第14巻。

この巻ではダム建設中止に揺れる村と黒鷺死体宅配便のニセモノの話、閑話休題的なパロディっぽいアメリカンコミックの話、そして仕分け作業と官僚の天下りの話。

閑話休題的なものを挟んで、タイムリーな政治色の強い作品が収められている。
ちょっと露骨すぎて笑えないところもなくはないけれど、まぁよし。

山崎 峰水: 黒鷺死体宅配便 (14) (角川コミックス・エース 91-20)

山崎 峰水: 黒鷺死体宅配便 (14) (角川コミックス・エース 91-20)

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November 10, 2010

樹生 ナト: とでんか (3)

大塚英志原作、樹生ナト画による、都市伝説を扱う東京都の都市伝説課、略称”とでんか”を舞台にしたコミックの第3弾。

この巻で取り上げられている都市伝説はチェーンメール、クローン携帯、赤いクレヨンなど。

中の解説でも述べられているが、最近の捜査モノがネットの検索によって次々と情報を拾い出し、容疑者に辿りつくという、なんの捜査にもなっていないことを皮肉るように”ぐ~りぐり”という検索サービス企業を登場させて事件の解決の近道を提供させている。

わざわざ名前を微妙に変えるのも面倒そうだけれど、面白いからよし。

樹生 ナト: とでんか (3)

樹生 ナト: とでんか (3)

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November 09, 2010

大塚 英志: 三つ目の夢二 2

大正ロマンを代表とするイラストレーター、竹久夢二を主人公にしたファンタジー作品。大塚英志原作、ひらりん作画。

亡き恋人・彦乃との関係を軸にして、大正ロマンの時代を彩る様々な素材を散りばめて、不思議な冒険譚となっている。

この巻でもアニメーションの原型やラジオ、パノラマなどのこの時代の最先端の技術や、田河水泡などの人物たちが登場する。

前巻に比べるとストーリーも分かりやすく、謎解きっぽいものもあって、読みやすいが、あとがきを読むと一旦休止ということらしい。

それはそれで残念。

大塚 英志: 三つ目の夢二 2 (リュウコミックススペシャル)

大塚 英志: 三つ目の夢二 2 (リュウコミックススペシャル)

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November 03, 2010

よしなが ふみ: きのう何食べた?(4)

弁護士・筧と美容師・矢吹の男性二人のゲイカップルの話。

ゲイカップル同士の付き合い方や気の利かせ方などの描写もあるが、やはり半分以上は料理マンガの様相。
エピソードも料理をどうするか、といったものになっている。

あまりしんみりしたり笑えるエピソードはないけれど、このカップルの暮らしぶりはなんとなく身近に感じられるものがある。

よしなが ふみ: きのう何食べた?(4) (モーニングKC)

よしなが ふみ: きのう何食べた?(4) (モーニングKC)

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November 02, 2010

ツジトモ: GIANT KILLING(17)

国内プロサッカーリーグの元スター選手が監督となって弱小クラブに戻ってくる話。

前半は前巻からのひき続きでリーグ中断期間中のキャンプの模様。
大学生相手の練習試合で本来のポジションとは別の位置でプレーした選手たちは監督の意図を読み取りながら、自分の持ち味を意識していく。

後半は中断明けの初戦、札幌戦。
試合は先制されるが、キャンプの効果が次第に見え始める。

キャンプでは補強選手も入ってきて、なかなか期待させる展開。
ヒットはセンターバックに入ったジーノ。

ツジトモ: GIANT KILLING(17) (モーニングKC)

ツジトモ: GIANT KILLING(17) (モーニングKC)

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November 01, 2010

おかざき 真里: 渋谷区円山町 ―百花繚乱―

渋谷区円山町を舞台にしたショートストーリー集。

この巻では円山町で芸者を目指すギャルとセレブな同級生をメインとした連作が収録されている。

下手な恋愛ものでなく女同士の意地の張り合いがよく描けている。

最後の一遍は前の巻でやったネタの焼き直しなのがちょっとがっかり。

おかざき 真里: 渋谷区円山町 ―百花繚乱― (りぼんマスコットコミックス クッキー)

おかざき 真里: 渋谷区円山町 ―百花繚乱― (りぼんマスコットコミックス クッキー)

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