かわぐち かいじ: バッテリー
甲子園を沸かせた超高校級バッテリーの話。
プロ入りに当たって投手の海部は弱小チームを選び、公式戦自責点0を宣言し、その通りのピッチングを続けていく。
一方、チャンピオンチームのドラフト4位となった捕手の武藤は、二軍スタートとなるが一軍に昇格後は定着していく。
その後、ふたりはオールスター、五輪大会と出場し、バッテリーを組み、海部は無失点記録を続けていく。
そして、ペナントレース終盤、優勝をかけた直接対決が始まる。
過去に荒唐無稽なものは数あれど、現代を舞台にした野球マンガとしては、自責点ゼロの投手はリアリティの範囲内で一番夢のある設定だろう。
それを魔球などといった妙な仕掛けもせず、真っ当に描いている点が面白い。
最後の一巻にも期待したい。
かわぐち かいじ: バッテリー 1 (小学館文庫 かC 14)
Comments