原作/菊地秀行・作画/鷹木骰子: バンパイアハンターD 5 (夢なりし"D")
菊地秀行の超未来を描いたファンタジーノベルのコミック化。
貴族に血を吸われた少女が眠る村に立ち寄ったDは夢と現実の狭間に迷う話。
菊地秀行のデビュー自体が夢を扱ったものなので、これはひとつのモチーフなのだろうと思うが、小説ですら分かりにくい現実と夢との描写が、絵ではさらに分かりにくいというのはいただけない。
巻末の制作過程を描いたエッセイコミックは興味深いが、改めてこの作品が海外展開されていることを考えると、これで良いのか釈然としない。
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