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September 30, 2011

外薗 昌也: インソムニア(1)

身の回りを題材としたホラー短篇集。

作者自身の体験談のような話もあるなど、基本的に身近なホラーといった印象の短編が続く。

あまり痛さをアピールする話はなく、感覚的なものが多いので、あまり怖くないといえば怖くない。
その分、読みやすいとは言える。

外薗 昌也: インソムニア(1) (電撃ジャパンコミックス)

外薗 昌也: インソムニア(1) (電撃ジャパンコミックス)

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September 29, 2011

東京ヴォードヴィルショー『アパッチ砦の攻防』

引越し間もない夫婦と、その部屋で娘の婚約を祝いたいと考えた前の住人の話。三谷幸喜脚本。

鏑木(佐藤B作)は事業に失敗して億ションを手放すが、離婚して離れ離れになっていた娘(金澤貴子)の婚約を聞き、まだ億ションに住んでいる振りをするが、そこへ留守のはずの新しい住人(角野卓造)と妻(沖直未)が帰ってきてとっさにテレビ修理を請け負った電気屋の振りをする。
父親の態度に喜んだ娘は婚約者(大森ヒロシ)、婚約者の両親(市川勇、市瀬理都子)、別れた妻(あめくみちこ)を部屋に呼ぼうとする。
一方、新しい住人のもとにも、不動産屋(佐渡稔)や自治会に入れようとする隣の夫婦(たかはし等、フジワラマドカ)がやってきて、娘(山本ふじこ)も帰ってくる。
鏑木はそれらの訪問者たちに対して部屋の主人と電気屋を演じながら、何とか事態を収めようとする。

舞台は億ションのリビングのみで、三谷幸喜が得意とする典型的なシチュエーションコメディ。
次々と現れる登場人物たちに嘘をついたり、顔を隠したり、時には正体もばれながら、2つの顔を保とうとする鏑木の姿は確かに面白いが、どこまでも破綻させない脚本の出来に感嘆する。

また、新しい住人が帰ってくる僅かな間に何かをしようとするところが笑いのツボではあるのだが、どうにも登場人物の緊張感が伝わってきて素直に笑えないのは自分だけだろうか。

~2011.9.27 新宿 紀伊國屋ホールにて~

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September 28, 2011

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 21/22

プロ棋士への夢を絶たれ、賭け将棋で生きる"真剣師"として生きていこうとする青年の話。2巻同時発売を一気読み。

前巻の最後から始まった鬼将会と呼ばれる地下組織の中でのトーナメントの模様が描かれる。
2巻かけて、主人公・菅田vs.ファンタスティック三郎、文字山ジローvs神、的当将聖vs.鈴木八段、千鳥チコvs.谷生卑弥呼の途中まで。

このところ格闘マンガと化していたので、久し振りに将棋での戦いを存分に読むことができた印象。

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 21 (ヤングジャンプコミックス)

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 21 (ヤングジャンプコミックス)

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 22 (ヤングジャンプコミックス)

柴田 ヨクサル: ハチワンダイバー 22 (ヤングジャンプコミックス)

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September 27, 2011

安田 剛士: 振り向くな君は(4)

北海道から来た少年と病弱な少年が同じ都内の高校に入ってサッカーに取り組む話。

前巻に引き続きインターハイ東京都予選地区大会の2回戦。
相手チームのキーとなるのは背が低いが抜群のセーブ力を誇るゴールキーパー。
数々のチャンスもゴールにはつながらず、前半終盤のPKも防がれてしまう。
後半も諦めずに攻め込むことで相手のディフェンスにほころびが見え始め、最後のチャンスをモノにする。

さて、これから大会は進んでいくかと思いきや、これから地区大会の決勝というところで完結。
その前振りなのか、最後の方は少年たちの父親のエピソードが出し惜しみなく描かれている。

だらだら続くのも苦痛だけれど、これだけ早く終わってしまうともう少し続きを読みたかったような気もする。

安田 剛士: 振り向くな君は(4) <完> (少年マガジンコミックス)

安田 剛士: 振り向くな君は(4) <完> (少年マガジンコミックス)

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September 10, 2011

安彦 良和: 愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN (8) オデッサ編

豪華本もジャブローを出てオデッサへ至る地球上での連邦軍とジオン軍との決戦を描くまでに。

前半はそのさなかに起きたカイシデンとミハルのエピソードが収められている。
あとがきの幸村誠の文章で気が付いたが、アニメではジャブローに着く前にこのエピソードは入るのだな、と。

後半はオデッサの決戦が描かれるが、規模感が今ひとつ。
これはアニメも同じかもしれないが、アムロとガンダムの活躍より連邦軍内部の裏切りのエピソードの方が目立つ。
そして、マ・クベとギャンの出番は少ない。

安彦 良和: 愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN (8) オデッサ編 (単行本コミックス)

安彦 良和: 愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN (8) オデッサ編 (単行本コミックス)

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September 07, 2011

西炯子: 兄(アニ)さんと僕

ある落語家に弟子入りした間抜けな男の話。

1話8ページという短い中に日常の騒動を描いたコメディもの。

落語家の孫の小学生を兄弟子とする男は落語も覚えられず、頼まれた言付けも満足にこなせない。
それでも兄弟子たちやおかみさん、大師匠に愛されながら見習い生活を送っている。
兄弟子となる小学生の恋愛ネタなども織り込みながら、ドタバタな騒動が愉快に描かれている。
最後の二話だけつながっていてホロリとさせるエピソードが心地良い。

西炯子: 兄(アニ)さんと僕 (花とゆめCOMICS)

西炯子: 兄(アニ)さんと僕 (花とゆめCOMICS)

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September 06, 2011

刻夜 セイゴ: 低俗霊MONOPHOBIA (5)

ひとつの肉体に生まれた双子の兄妹が悪霊を退治していく話。奥瀬サキ原作。

前巻に引き続き、珍妙な口寄せ屋の手伝いから巻き込まれたトラブルの話。
この巻でひとまず解決を見たけれど、やはり人間関係がよく分からない。
どうしても理解したいかといえば読み返すのも面倒といった程度。

後半で新章に入っているが、こちらの方はシンプルな話であることを願いたい。

刻夜 セイゴ: 低俗霊MONOPHOBIA (5) (角川コミックス・エース 273-5)

刻夜 セイゴ: 低俗霊MONOPHOBIA (5) (角川コミックス・エース 273-5)

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September 05, 2011

草場 道輝: LOSTMAN 13

記憶を失ったもののサッカーだけはできる男とそのマネージメントを勤める男のコンビが世界中を回る話。

前巻でサカザキの暗躍により予感させていたシンプソンのマンUからマンTへの移籍が実現し、その裏でうごめく大きな勢力とその野望を抱えながら、ダービーマッチへとなだれ込んでいく。

色々面倒な描写もありながら試合がメインなので見やすく、面白い。

草場 道輝: LOSTMAN 13 (ビッグ コミックス)

草場 道輝: LOSTMAN 13 (ビッグ コミックス)

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September 04, 2011

大武 ユキ: フットボールネーション 2

独特なサッカー観を持つ監督が率いる東京都社会人3部のチームが天皇杯制覇を目指す話。

前巻が面白かったので続きを期待していたが、この巻では大して話は進まず。
前半では新しいメンバーを加えるまでが描かれるが、後半は前巻から一貫しての腿裏の使い方とインナーマッスルについての講義がほとんど。
チームもいつの間にか天皇杯の東京都代表になって以下次巻。

止め絵はとても見やすくキレイなのだが、動きが感じられないので試合のシーンを減らすのは選択としては悪くない。

新しいメンバーを連れてきて以前からのメンバーが腐るところは良かった。

大武 ユキ: フットボールネーション 2 (ビッグ コミックス)

大武 ユキ: フットボールネーション 2 (ビッグ コミックス)

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September 03, 2011

藤原カムイ STUDIO 2B: ウルトラQ彩色版

1960年代に放送された円谷プロ制作の特撮ドラマのコミカライズ。

収録されているのは「ペギラが来た!」「地底超特急西へ」「バルンガ」「ガラダマ」「2020年の挑戦」「悪魔ッ子」の6本。

元のドラマからしてSFとして近未来を描いているものの、ベースが1960年代なので、古めかしい部分は否めないのだが、その雰囲気が藤原カムイの絵によく出ている。

いくつかのページはカラーになっているのも嬉しい。

映像がカラー化されてのBlu-rayとして発売されるのに合わせての企画なのだろうが、Blu-rayも合わせて欲しくなった。

藤原カムイ STUDIO 2B: ウルトラQ彩色版 (単行本コミックス)

藤原カムイ STUDIO 2B: ウルトラQ彩色版 (単行本コミックス)

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September 02, 2011

高屋 良樹: 強殖装甲ガイバー (28)

悪の組織クロノスと戦う少年の話。第28弾。

久々に巻島が登場したら、いきなり主人公の深町晶と戦うことに。
読者にも意味が分からないまま戦いは続いて以下次巻。

情報屋との会話を通して登場人物たちの関係を改めて整理するなど、最近の読者に対するサービスとも取れる部分も見られる。

高屋 良樹: 強殖装甲ガイバー (28) (角川コミックスエース)

高屋 良樹: 強殖装甲ガイバー (28) (角川コミックスエース)

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September 01, 2011

SP 革命篇 Blu-ray通常版 [Blu-ray]

警視庁警備部の中で要人警護に当たる部署、通称SPに所属する若者の姿を描いたTVドラマシリーズの映画化。

野望篇から2ヶ月が経ち、井上(岡田准一)の上司である尾形(堤真一)を始めとしたテロが遂に発動する。
SPも実行部隊に加わったテログループは国会議事堂の衆議院を占拠し、閣僚たちの汚職を懺悔させていく。

尾形の思惑で国会内に追加配備されていた井上たちのチームは、占拠された議事堂にトラップを仕掛けながら反撃を開始していく。

ストーリー展開としては、主役が活躍するのは見えているので、これまで小出しにされてきた計画の全貌が明らかになるところも見どころなのだが、予告編で国会議事堂を占拠することはほぼ分かっていたので大した驚きはなく、なんとなく存在を伺わせていた裏のテロ計画も大したことはなく、ちょっと期待はずれ。

TVシリーズから引っ張ってきた幾つかの謎もすべて解決するのかと思いきや、いくつかはそのまま残り、うまく行けば続編も、という抜け目のなさも感じられる。

: SP 革命篇 Blu-ray通常版 [Blu-ray]

SP 革命篇 Blu-ray通常版 [Blu-ray]

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