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October 31, 2011

山崎 峰水: 黒鷺死体宅配便 (15)

仏教系大学の有志が集まって設立した死体運び業の話。大塚英志・原作、山崎峰水・画の第15巻。

遠野を題材にした民俗学っぽい作品、脳波コントロールを題材にした作品、そしてタイガーマスク運動と原発事故、サヴァン症候群、テロ教団までごった煮にした印象の作品が収められている。

原発事故以降、こうした題材を真っ向から扱っている作品は初めてかも。

山崎 峰水: 黒鷺死体宅配便 (15) (角川コミックス・エース 91-21)

山崎 峰水: 黒鷺死体宅配便 (15) (角川コミックス・エース 91-21)

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October 30, 2011

星野 之宣: STARDUST MEMORIES スターダスト メモリーズ

宇宙を題材にしたハードSFの短篇集。

宇宙を舞台にしながらも、人間の欲とか業というものを描いた作品が目立つ。
その一方で、真面目にナンセンスギャグとも言うべき作品も。

星野 之宣: STARDUST MEMORIES スターダスト メモリーズ (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

星野 之宣: STARDUST MEMORIES スターダスト メモリーズ (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

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October 29, 2011

外薗 昌也: インソムニア(1)

実録系ホラーの短篇集。

都市伝説とも現代の怪談とも呼ばれるような話。
絵もキレイなので、もっと鬼気迫る感じで怖いかと思ったら、そうでもない。

夢に見るほど後も引かず、気楽に読める感じではある。

外薗 昌也: インソムニア(1) (電撃ジャパンコミックス)

外薗 昌也: インソムニア(1) (電撃ジャパンコミックス)

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October 28, 2011

ゆうき まさみ: 鉄腕バーディー EVOLUTION 9

宇宙のテロリストを追ってきた捜査官バーディーが地球の少年と一心同体になって敵を追っていく話。

一度は囚われたものの、脱出したバーディーだったが、ネーチュラーも救い出すことになり、次々とやって来る立場の違う宇宙人たちを相手に共闘する。
しかし、ネーチュラーに異変が起こって以下次巻。

バーディーと同じイクシオラであるネチューラーの過去も振り返りながら、背負っているものが描かれている巻。

ゆうき まさみ: 鉄腕バーディー EVOLUTION 9 (ビッグ コミックス)

ゆうき まさみ: 鉄腕バーディー EVOLUTION 9 (ビッグ コミックス)

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October 27, 2011

なるしま ゆり: 少年魔法士 (15)

魔法使いなど術者の中でも一目置かれる力を持つ少年たちの話。

前巻が数年振りだったので、次はいつかと思っていたら意外に早く刊行された。

息吹とカルノが組んでナギを呼び出して人王と対決しようとしていて、レヴィのクローンが出来上がるまで。

インターミッションな雰囲気でこれからどうまとまっていくのかわからなくなる巻。

なるしま ゆり: 少年魔法士 (15) (ウィングス・コミックス)

なるしま ゆり: 少年魔法士 (15) (ウィングス・コミックス)

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October 15, 2011

夢枕 獏: 新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編

世界最強を追い求める男達を描いた格闘技小説。

前巻まででどこまで進んだのかあらすじが無いのでよく分からないのだが、どうやら総合格闘技の興行が行われているらしいところから本巻は始まる。

関根vs.長田は関根が長田をコーナーポストに突き刺し勝利。
カイザー武藤vs.丹波文七は延長戦の末に丹波の勝利。
巽真vs.堤城平は巽の勝利。

興行の後、瀕死の堤と丹波の交流があり、巻末の松尾象山と磯村露風の出会いシーンへ。

明らかにジャイアント馬場をモデルにしたと思われるカイザー武藤の総合格闘技は凄みがあって夢を見させてくれる。

夢枕 獏: 新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編 (FUTABA NOVELS)

夢枕 獏: 新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編 (FUTABA NOVELS)

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October 14, 2011

斎藤 一九馬: 歓喜の歌は響くのか 永大産業サッカー部 創部3年目の天皇杯決勝

創部3年目で天皇杯決勝まで勝ち進んだ伝説的なサッカー部の成り立ちから終焉までを追ったドキュメンタリー。

少しでも日本のサッカー競技について知っていれば、天皇杯がプロ・アマ含めた数千というチームが都道府県予選を勝ち抜いて、最後にはJリーグチームも交えて元旦の決勝を目指す大会ということは知っているだろう。
Jリーグを始めとするプロチームが数十もある現在であれば、創部3年目のチームがそこを勝ち抜いていくことはほぼ不可能といえる。

この本では、Jリーグが始まる20年近く前の1975年元旦の決勝に進んだ永大産業サッカー部の短い歴史を取り上げている。
いくらJリーグより20年近く前とはいえ、決勝の相手は釜本邦茂擁するヤンマーディーゼルであり、山口県熊毛郡平生町を本拠地とする永大産業が相手となることはそれなりにサプライズな組み合わせであったことは想像に難くない。

この本ではひとりサッカー部創設を任された河口洋と、永大産業創業者である深尾茂を軸に二人の人となりから始まり、平生町にサッカー部を作り、徐々に実績を上げていく様子が描かれている。
典型的なワンマン創業者の深尾は会社のブランド欲しさにスポーツチームを持とうと考え、大学を卒業して就職した会社を3年で辞めていた河口を人づてに紹介され、3年で1部リーグ入りを厳命する。

河口は平生町に設立した子会社永大木材産業を本拠地として、工場の各部署から集めたメンバーでグラウンドを作り、自らも選手としてスタートするが、2年間で山口県リーグ3部優勝までしか辿り着けない。

これ以上は無理かと思われたが、日本リーグ1部の名古屋相互銀行が廃部することになり、その受け皿として永大産業が名乗りを挙げ、主力選手を移籍させる。
通常であれば山口県リーグ2部になるはずの翌年を特例で1部となり、そこで優勝、全国社会人大会でも優勝し、日本リーグ2部に昇格する。
この辺のくだりは、今では考えられない政治力も絡めた特例ばかりで、まだきちんと整備されていなかった地域リーグと日本リーグの拡大の気運が感じられる。

この後、ブラジル人選手も擁して永大産業が天皇杯決勝まで行く全盛期が描かれるが、その前に亡くなっていた深尾と共に会社は傾き、程なくしてサッカー部は廃部となり、永大産業もまた会社更生法を申請する。
エピローグでは最後まで廃部に反対した平生町の人々がサッカーを愛し続け、地域に根付いている現在の様子も描かれ、涙を誘う。

いまの日本サッカー界を作ったのはこうした人々の努力によるものであることは疑いようもなく、歴史が浅い分、こうした時期に活躍した人々の言葉はもっと残しておくべきだと感じた。
本編やエピローグでも永大産業OBの行く末が何人か紹介されているが、できれば主力選手や指導者たちのその後の活躍をもっと知りたかった。

斎藤 一九馬: 歓喜の歌は響くのか  永大産業サッカー部 創部3年目の天皇杯決勝 (角川文庫)

斎藤 一九馬: 歓喜の歌は響くのか  永大産業サッカー部 創部3年目の天皇杯決勝 (角川文庫)

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October 13, 2011

菊地秀行: 幻工師ギリス

作者のデビュー作からのモチーフ「魔界都市《新宿》」を舞台にした新作。主人公の結婚詐欺師が東北の謎の一族の首領に気に入られる話。

ここのところ、魔界都市《新宿》をタイトルにしながら外にストーリーを求め、東北やら長野やらの旧家を舞台にするパターンが散見される。
この作品もそのパターン。

意外だったのはタイトルになっている「幻工師ギリス」が主人公ではなく、ふとしたきっかけで主人公を助ける役回りになるからくり人形使いだったこと。
これがほとんどと言ってもいいほど活躍していないことも意外。

菊地秀行: 幻工師ギリス (ノン・ノベル)

菊地秀行: 幻工師ギリス (ノン・ノベル)

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October 04, 2011

ひぐち アサ: おおきく振りかぶって(17)

公立高校の新設野球部の話。

西浦高校の一年生野球部の面々は夏の甲子園を目指す全国高等学校野球選手権埼玉大会の5回戦で敗れ、次に向けて合宿を行ってるが、この巻の前半はまったく別の県大会準々決勝の模様が描かれる。

ここには色々とドラマが含まれているようだが、キャラクターの描き分けが微妙でなんとなくしか分からない。

後半はようやく西浦高校の合宿の模様が描かれ、準決勝を見学に行くところで以下次巻。

奥付を見ると連載は2009年前半の分らしいが、この単行本化まで長くかかるのには何か意味があるのだろうか。
また、目次の脇にボールカウントのコール順、今はボール-ストライクの順だが以前はストライク-ボールの順だったという注意書きが入っているのも新鮮だった。

ひぐち アサ: おおきく振りかぶって(17) (アフタヌーンKC)

ひぐち アサ: おおきく振りかぶって(17) (アフタヌーンKC)

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October 03, 2011

アダチ ケイジ: グラゼニ(2)

8年目で年収1800万円のプロ野球選手の話。原作:森高夕次、漫画:アダチケイジ。

この巻から本格的な連載が始まったようで、プロ野球選手の私生活や裏話っぽいエピソードが描かれる。

ただ、1巻のような主人公が年棒にこだわり、数字にこだわるようなエピソードが少ないのが残念。
プロ野球のリアルエピソード物としては絵柄がちょっとつらい。

アダチ ケイジ: グラゼニ(2) (モーニングKC)

アダチ ケイジ: グラゼニ(2) (モーニングKC)

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October 02, 2011

小山 宙哉: 宇宙兄弟(15)

宇宙飛行士を目指す兄弟の話。

この巻では月面での事故でイップスに陥った弟・日々人がロシアでリハビリに励む姿が描かれる。
指導教官役のロシア人の娘に憧れられるエピソードなども入り、リハビリの辛さも交えながらヒューマンドラマっぽさを存分に出している。

終盤では舞台をアメリカに戻し、兄・六太と会話も交わされるが、そこを読むとやっぱり六太は大泉洋だよな、と思う。

小山 宙哉: 宇宙兄弟(15) (モーニングKC)

小山 宙哉: 宇宙兄弟(15) (モーニングKC)

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October 01, 2011

よしなが ふみ: きのう何食べた?(5)

弁護士・筧と美容師・矢吹の男性二人のゲイカップルの話。

この巻は料理は相変わらずだけれど、日常のエピソードが読ませる感じがあって、どれも興味深い。
筧の実家への帰省のエピソードはもはや風物詩となっているが、今回もラストで笑わせてくれる。

あとはジルベールネタが笑えた。
いや、元ネタに詳しいわけではないけれど。

よしなが ふみ: きのう何食べた?(5) (モーニングKC)

よしなが ふみ: きのう何食べた?(5) (モーニングKC)

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