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March 31, 2012

ゆうき まさみ: 鉄腕バーディー EVOLUTION 10

宇宙のテロリストを追ってきた捜査官バーディーが地球の少年と一心同体になって敵を追っていく話。

クリステラレビの元から脱出を計ったバーディーとネーチュラーだったが、ネーチュラーが暴走、バーディーは戸惑いながらもネーチュラーを手にかけて事態を収束するが、一般人にも知られる大事件となってしまう。
これ以上、隠しておけないと判断した各国首脳は真実の公開を決断する。

地球側はともかく、宇宙側からいくつもの勢力がやってきていて混乱しそうなまま次巻。

ゆうき まさみ: 鉄腕バーディー EVOLUTION 10 (ビッグ コミックス)

ゆうき まさみ: 鉄腕バーディー EVOLUTION 10 (ビッグ コミックス)

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March 30, 2012

厦門 潤: トランスジェニック・ラボラトリ

ヒトクローン技術が確立した近未来を舞台に、厳しく制限されたクローン体に記憶を移し変えながら生きる男の話。

合法的にクローンを利用できる数少ない公人である主人公は反クローン団体に命を狙われ、そのたびにクローン体に記憶を移し変えているが、クローン体が成人男性の体に成長する前に命を狙われたことで女性の体で記憶を移される。

その事実を隠しながら、それでも続けて命を狙われることを利用して、相手を策略にはめようと奔走する。
正直、このくだりはよく理解できていなかったりする。

偶然、本屋で懐かしい作者の名前を見かけて思わず手にとったのだが、確かにこういうSFっぽい作風だったと懐かしく思い出せた。
ちなみにこういった男性が女性になってしまう設定の話をTS(トランスセクシャル:性転換)モノと言うらしいことを初めて知った。

また、この本の帯でこの作者が別名義でいくつもの著書があったことを知り、大人買いしてしまった。

厦門 潤: トランスジェニック・ラボラトリ (TSコミックス)

厦門 潤: トランスジェニック・ラボラトリ (TSコミックス)

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March 29, 2012

西 炯子: 西炯子エッセイ集 生きても生きても

女性漫画家によるエッセイ集。

主に90年代に書かれたものが多く、時事ネタや男性有名人については当時の状況や一般的な評価が分かっていないと少々分かりにくいかもしれない。

中盤の「おえかき番長」と名乗ってマンガを書くことに目覚める学生時代を振り返るところよりも書かれた時点のよしなしごとにツッコミを入れるような方が面白く読める。

西 炯子: 西炯子エッセイ集 生きても生きても (フラワーコミックス)

西 炯子: 西炯子エッセイ集 生きても生きても (フラワーコミックス)

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March 28, 2012

小川 一水: 天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河

全10巻と予告されているSF大作シリーズの第5弾。

この巻では西暦2349年の小惑星帯のひとつ、パラスを舞台に農業を営む男とその娘を巡る話と、遠く離れた星のサンゴのような生物の中に生まれた思考体の話の2つのエピソードが交互に描かれる。

太陽から遠く離れた小惑星の上(厳密には地下)で農作物を作る苦労を描きながら男の過去や独立心の旺盛な娘との関係、地球からやってきた女性研究者も絡んで争いに巻き込まれていくさまを描いている。

もうひとつのエピソードは思考体がメインのため抽象的ではあるが、徐々に思考が形作られ周囲の環境の認識やコミュニケーションといった能力を獲得していく様が描かれ、やがて億年単位で銀河系を渡るスケールの大きさを見せる。
そして、こちらのエピソードの方がシリーズを通して謎の存在として描かれていたものの正体を明らかにしていく。

そして2つのエピソードは奇跡のように収斂していき、新たな展開を予感させて終わる。
ただただスケールの大きさと巨大なジグソーパズルのピースがうまくはまっていくような緻密さに圧倒される。

次巻の舞台設定が楽しみ。

小川 一水: 天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)

小川 一水: 天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)

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