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June 07, 2012

劇団☆新感線2012春興行 いのうえ歌舞伎「シレンとラギ」

戦いを刀で行う時代設定を背景に争う2つの国の間で翻弄される人々を描いた活劇もの。中島かずき・作、いのうえひでのり・演出。

王の代替わりにより政争渦巻く北の国に仕える武士・キョウゴク(古田新太)の部下である暗殺者・シレン(永作博美)は、20年前に仕留めたはずの南の国を統べる教団のゴダイ大師(高橋克実)が復活したと聞き、キョウゴクの息子・ラギ(藤原竜也)と共に南の国への潜入を命じられる。

休憩前の前半では、2つの国の状況、それぞれの登場人物の思惑が描かれ、そして政治的な罠や裏切りにより敵味方が入り乱れる中、隠されていた事実が明かされる。

休憩後の後半は、明かされた事実により新たな人間関係の中で暴走が始まり、2つの国の崩壊していくさまが描かれる。

設定も難しくなく、ストーリーも分かりやすいが、救いのあるラストシーンにカタルシスは乏しい。
めまぐるしく変わっていく舞台装置は素晴らしいが、回想シーンなどもなんの説明もなく挿入されるため、慣れないとどこのシーンなのか分かりづらいかもしれない。その意味では良くも悪くもテレビドラマっぽい構成。
また、マイクを使った音声は聞き取りづらいこともあり、特にオープニングでは舞台袖での会話にしばらく気付けなかった。

休憩挟んで3時間ちょっとの長丁場だが、退屈さを感じさせることは殆ど無く、スピード感のある展開はさすが。

~2012.6.5 青山劇場にて~

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