大武 ユキ: 我らの流儀 -フットボールネーション前夜- 1
県立の進学校サッカー部の話。
成績優秀で東大現役合格を狙いながらサッカーでも全国大会出場を狙い3年生になっても部活動を続けている主人公は、目指すサッカーを同じくプレーを続けている3年生2人と下級生たちとともに作り上げていく。
成績も優秀で幼馴染みの恋人もいるという主人公のキャラクターはサッカーマンガにしては異色。
それだけにドラマ性を出すのが難しいかと思いきや、進学校で部活動を続けていくことの困難さや、頭を使った戦術理解をテーマに持ってくるなど割と読ませる。
舞台が90年代になっており、その頃の作品の復刊のようだが、確かに時期が早かったのかもしれない。
惜しむらくは、戦術をメインにしている割にはプレーを描いたシーンでそれが分かりにくいのが残念。
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