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November 30, 2012

ゆうき まさみ: 鉄腕バーディー EVOLUTION 13

宇宙のテロリストを追ってきた捜査官バーディーが地球の少年と一心同体になって敵を追っていく話。最終巻。

宇宙からの存在が明らかになり、大混乱となる中、地球側は落とし所のない交渉を続け、やがて勝ち目のない戦闘状態に入っていく。
そこへ争いを収めるとして現れる「奥の院」の映像、その前にクリステラ・レビはゴメスとともに中杉小夜香を伴い「奥の院」の秘密を突きつける。

明らかに予定より早く終わらせることを強いられたかのようなのに、幾つもの勢力がそれぞれの立場で入り乱れて頻繁に敵味方が入れ替わるような複雑な構図をこの僅かなスピソードで片付けてしまったのは見事。
若干、無理めなところはあるが、それでも何とか形になっているのはさすが。

ゆうき まさみ: 鉄腕バーディー EVOLUTION 13 (ビッグ コミックス)

ゆうき まさみ: 鉄腕バーディー EVOLUTION 13 (ビッグ コミックス)

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November 29, 2012

森 恒二: デストロイアンドレボリューション 3

閉塞感に苛まれた少年たちが社会に対して超常能力を使ったテロを仕掛けていく話。

仲間に力を与えた主人公は事件に巻き込まれ仲間たちから距離を置いていく。
一方、仲間たちはテロを進めていく中で力をコントロールできなくなったメンバーを放逐し、政府に対し要求を突きつけていく。
しかし、放逐されたメンバーはテロを先鋭化させていき、仲間たちは抹殺を決意していく。

少人数ではあるが、組織が目的を遂行していく中でリーダーと実行者、サポート役などの役割分担が崩れていく様は、これまで何度も描かれていきた題材とはいえ、新しい描き方として面白い。

森 恒二: デストロイアンドレボリューション 3 (ヤングジャンプコミックス)

森 恒二: デストロイアンドレボリューション 3 (ヤングジャンプコミックス)

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November 28, 2012

永井豪とダイナミックプロ: 新装版 ネオデビルマン(下)

永井豪のデビルマンの世界を様々な作家が描くアンソロジーの新装版。

この巻に収められているのは岩明均、田島昭宇、高寺彰彦、夢野一子、神崎将臣、黒田硫黄、風忍、永井豪。

絵柄はそれぞれ違うものの、デビルマンの世界観がきちんと共有されていることに、この作品の影響の大きさが分かる。
中でも、人間が人間を信じられなくなるサバトの描写が多いのは、やはり最も印象的でそれぞれの作家性に影響を与えたのだろう。

永井豪とダイナミックプロ: 新装版 ネオデビルマン(下) (KCデラックス)

永井豪とダイナミックプロ: 新装版 ネオデビルマン(下) (KCデラックス)

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November 27, 2012

星野 之宣: 星を継ぐもの 4

J.P.ホーガンのSFミステリーを星野之宣がコミカライズした作品。最終巻。

月で見つかった5万年前の遺体、木星の衛星・ガニメデで発見された宇宙船を発端に、人類は100万年前に太陽系に文明を築いていたガニメアンと邂逅する。

地球の支配層を束ねる異星人の末裔から攻撃を受け、ガニメアンは祖先たちが移住していった巨人たちの星、テューリアン星系へと向かう。

しかし、異星人の末裔であるジェヴレン人はガニメアンを攻撃し、地球支配を強めようとする。
地球人とジェヴレン人との争いに不干渉を決め込むテューリアン人に対し、難を逃れたガニメアンは地球人とともにジェヴレン人との戦いに挑む。
圧倒的な科学力と軍事力の差に、地球人は心理戦を仕掛けていく。

謎解きだけでなくアクションや戦闘シーンも登場するが、心理戦をメインとしているため大きな宇宙戦争でないところが面白い。
力の弱いものが強いものに立ち向かっていくという構成が人気の秘密なのだろうか。

星野 之宣: 星を継ぐもの 4 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

星野 之宣: 星を継ぐもの 4 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

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November 01, 2012

安彦 良和: 天の血脈(1)

20世紀初頭の満州を舞台に、歴史学の研究者に帯同した学生の話。

日韓同祖を唱える歴史学者と教え子たちで編成される満州の石碑の調査隊は、馬賊やロシア軍などに襲われながら調査を進めていく。
一方で、ロシア、満州の思惑の只中にあって、軍事的な緊張感が高まっていく。

なかなか脚光が浴びることのない時代の話だけあって興味深い。
もちろん、ストーリーはフィクションなわけだが、ベースとなっているこの時代のパワーバランスに関してはひとつの見方とすることができるだろう。

安彦 良和: 天の血脈(1) (アフタヌーンKC)

安彦 良和: 天の血脈(1) (アフタヌーンKC)

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