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December 21, 2013

小川一水: 臨機巧緻のディープ・ブルー

太陽系外の星系の知的生命体と地球人類との邂逅を描いた作品。

すでに銀河系に進出している時代の地球人類はすでにいくつもの知的生命体と接触しており、そのたびに友好か敵対か判断を迫られ、さらに自分たちの目的を伝えなければならない。
そうした役割を担った艦隊に報道カメラマンとして登場した主人公は素人丸出しの行動で周りをやきもきさせながらも、新たに着陸した惑星での大胆な行動が艦隊の運命を左右することになる。

異星人の描写は鳥類や魚類をベースにしているなど古典的でコミカルな印象も受けるが、そこに著者が得意な細かな設定と丁寧な描写が加わることで新たな面白さを醸し出している。
特に人類が他の星系に乗り出す目的や意義を説明するくだりは興味深いものだった。

小川一水: 臨機巧緻のディープ・ブルー (朝日ノベルズ)

小川一水: 臨機巧緻のディープ・ブルー (朝日ノベルズ)

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December 20, 2013

奥瀬 サキ: 低俗霊狩り 【完全版】

低俗な霊を退治する女霊能力者の話。たぶん80年代の作品の復刻版。

何度も読んでいる作品だが、新作が出るということでの復刻版とのこと。
改めて読むと、絵の稚拙さはあるものの、ある意味見やすく、アクションも分かりやすい。

夢枕獏のバイオレンス小説に影響を受けているのは丸わかりとして、その面白さの要素が存分に散りばめられている。

新作に期待。

奥瀬 サキ: 低俗霊狩り 【完全版】 1巻 (ガムコミックスプラス)

奥瀬 サキ: 低俗霊狩り 【完全版】 1巻 (ガムコミックスプラス)

奥瀬 サキ: 低俗霊狩り 【完全版】 2巻 (ガムコミックスプラス)

奥瀬 サキ: 低俗霊狩り 【完全版】 2巻 (ガムコミックスプラス)

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December 19, 2013

西 炯子: 姉の結婚 6

故郷に戻り図書館司書をしているアラフォーの女性が元同級生に言い寄られる話。

元同級生とは別れ、東京の作家センセイに見込まれパートナーに誘われるが踏ん切りがつかない。
一方の元同級生は本気で離婚を考えて仕事や家庭を投げ出し始める。

そんな二人は相手の考えていることも分かりつつすれ違っていく。

自暴自棄な元同級生の方が面白い。

西 炯子: 姉の結婚 6 (フラワーコミックスアルファ)

西 炯子: 姉の結婚 6 (フラワーコミックスアルファ)

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December 18, 2013

たまき ちひろ: ボール・ミーツ・ガール 3

東京下町の高校に新設された野球部で甲子園を目指す女子高生とその仲間たちの話。最終巻。

相変わらず監督の指示に従い野球とは関係のない特訓を続けるメンバーだが、次第にその意図と成果を感じ始める。
ようやく組まれた練習試合だったが、強豪女子高相手にコールド負けを喫する。さらに都内以外の高校相手に1年間練習試合をすることを宣言される。

終盤は当初の目的通り、甲子園でマネージャーをいかに出場させるかというエピソードになるが、さすがに展開が早すぎ。
練習試合が始まる次のページで翌年の甲子園予選が終わっているのはさすがにもったいない。

そんな大人の事情も感じさせるが、ラストはうまくまとまっている。

たまき ちひろ: ボール・ミーツ・ガール 3 (ヤングジャンプコミックス)

たまき ちひろ: ボール・ミーツ・ガール 3 (ヤングジャンプコミックス)

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December 17, 2013

よしながふみ: 大奥 10

男女が逆転した江戸時代の有様を江戸城の大奥を通して描いた作品。

この巻では田沼意次に見出された平賀源内が青沼と共に赤面疱瘡の根絶に挑む姿が描かれている。
しかし、色恋沙汰のもつれから梅毒を感染させられた源内、十代将軍家治は世継ぎを病で失い、洪水や火山噴火などの天災に見舞われ、民衆の不満が高まったところで田沼意次は謀略の憂き目に遭う。

一旦は種痘の応用で治療法が確立したように思えた赤面疱瘡だったが、田沼意次の失脚と共に青沼を始めとした関係者は処分される。

謀略の中に赤面疱瘡の治療法をうまく絡めており、時代劇と言うよりも政治サスペンスの印象も受ける。

よしながふみ: 大奥 10 (ジェッツコミックス)

よしながふみ: 大奥 10 (ジェッツコミックス)

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December 16, 2013

陽気婢: 脳カレ 3

宇宙人に寄生された女性の話。

宇宙人の存在を知る米軍や日本の情報機関、ヤクザ組織も絡んで主人公と友人は争いに巻き込まれていく。

争いの構図は複雑だが、不思議と分かりにくくはない。

ラストは共生を目指した新しい生活を目指していくというなかなかユニークな展開が好感を持てる。

陽気婢: 脳カレ 3 (ヤングジャンプコミックス)

陽気婢: 脳カレ 3 (ヤングジャンプコミックス)

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December 15, 2013

ツジトモ: GIANT KILLING(29)

国内プロサッカーリーグの元スター選手が監督となって弱小クラブに戻ってくる話。

前巻に引き続き五輪代表の予選の模様から。椿は窪田とのコンビで五輪代表の中心選手となっていく。

その頃、日本で開催されていたカップ戦でETUは鹿島に大敗。
その悪い流れを断ち切れるかどうかでチーム内は悩んでいた。

後半は浦和戦。早いプレスにパスを回せず、先制を許す展開に達海は傍観を決め込む。
このチームの雰囲気は何なのか、どうすれば改善できるのか。

何とか立ち直そうとするがバラバラになっていくピッチ上に、達海は交代カードを切ってくる。

ツジトモ: GIANT KILLING(29) (モーニングKC)

ツジトモ: GIANT KILLING(29) (モーニングKC)

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December 14, 2013

夢路 行: 海辺の季節

恋に疲れたOLが遠い親戚の海辺の旧家を訪ねる話。

親戚の遺品を整理しながら、旧家を買い取り民宿にしようという若者と知り合い、その手伝いをしていく中で、不思議な体験を繰り返していく。

祠や座敷童などに出逢いながら、それに気付かないというのはお決まりだけれど、何度も繰り返すとちょっと勘違いがわざとらしく思えてくるところが今ひとつ。

夢路 行: 海辺の季節 (秋田レディースコミックスセレクション)

夢路 行: 海辺の季節 (秋田レディースコミックスセレクション)

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December 13, 2013

夢路 行: あの山越えて(23)

実家近くで農業をしたいという夫に付き合い田舎暮らしを始めた女性教師の話の第23弾。

この巻ではすっかり双子が中心となった子育てを巡る話になっている。
家族や周りの人、友人などの描き方などは相変わらずハートウォーミングな感じ。

珍しく人の死も描かれている。

夢路 行: あの山越えて(23) (秋田レディースコミックスセレクション)

夢路 行: あの山越えて(23) (秋田レディースコミックスセレクション)

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December 12, 2013

山崎 峰水: 黒鷺死体宅配便 (18)

仏教系大学の有志が集まって設立した死体運び業の話。大塚英志・原作、山崎峰水・画の第18巻。

この巻では妖怪がメインのネタが2本。以前は霊だけだった気もするが。

最後は作品当初から登場しているパペットの正体が判明する回。

山崎 峰水: 黒鷺死体宅配便 (18) (カドカワコミックス・エース)

山崎 峰水: 黒鷺死体宅配便 (18) (カドカワコミックス・エース)

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