June 29, 2008

雲のむこう、約束の場所

南北に分断された日本を舞台に、北にそびえる塔に想いを寄せる若い男女の姿を描いた新海誠監督作品のBlu-ray Disc版。初見。

簡単な設定までは知っていたけれど、前作の「ほしのこえ」のイメージもあり、男女の想いとかをメインで描いているのかと思っていたが、意外にもSF的な要素が濃かった。

少年二人で飛行機を作ったり、そんな少年たちの姿を好ましく思う少女が姿を消したり、という設定は、まぁありがちではあるけれど、美しい絵と相まって、気恥ずかしさは感じない。

絵としては、たまに出てくるキャラクターの顔が点と線だけで描かれているのが気になった。
遠くのキャラクターだけならまだしも、割と大きめのシーンでも見られたのは意図的なものなのか、Blu-rayの高画質ゆえなのか。

声優陣は主人公役の吉岡秀隆がそのままで年齢が変わっても変わり映えなく、今ひとつ。それよりはもう一人の少年役の萩原聖人の個性を殺したうまさが際だっている。

映像特典はWeb公開の予告編のみ。

: 劇場アニメーション「雲のむこう、約束の場所」 Blu-ray Disc

劇場アニメーション「雲のむこう、約束の場所」 Blu-ray Disc

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May 29, 2008

劇場アニメーション 「秒速5センチメートル」Blu-ray Disc

男女の想いの距離を描いた三つの連作をまとめた新海誠監督作品のBlu-ray Disc版。

DVDは既に買っており、感想も書いているので内容は割愛。

そのため、どうしても両者の違いが気になってしまう。

画質は当たり前だけれどBlu-rayの方が圧倒的に優れている。
DVDでも充分に美しいと感じたけれど、Blu-rayでは花びらの一枚一枚や顔の影が何色かに塗り分けられているのもよく分かる。
また、そうした人物たちが描かれている線の手書きゆえの揺れのようなものまで見える。
多分、そうした揺れのようなものが画面全体から伝わってくることで味わい深さや雰囲気が感じられるのだろう。
そこがCGを多用した単なる精密画とは異なる部分だったのだと気付かせてくれる。

高画質の意味や効果を疑問視する向きは相変わらず多いけれど、それでも高画質ゆえの気持ちよさというものは改めて感じられる。

なお、映像特典は予告と主題歌のPVのみ。制作に関わるコメンタリーなどが満載だった3枚組DVDには比べるまでもないが、それでも満足度は決して低くはない。

: 劇場アニメーション 「秒速5センチメートル」Blu-ray Disc

劇場アニメーション 「秒速5センチメートル」Blu-ray Disc

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February 07, 2008

戦闘妖精雪風 Blu-ray

異星体による攻撃を受けた人類が、異星体の本拠地である惑星上で戦う話。OAV5巻分が収められたBlu-rayのBOX。

南極に出現した巨大な霧の塔の超空間通路を通って侵攻してきたジャムと呼ばれる謎の存在を、人類は通路の向こうまで押し返し、戦局はフェアリーと呼ばれる向こうの惑星で行われていた。
そこで繰り広げられる航空機を中心とした戦いと、その中で異能なパイロットと戦闘機に搭載された人工知能とのコミュニケーションが描かれている。

作品名しか知らなかったが、ハードSFな設定と精細なグラフィックは見応えがある。
キャラクターデザインの多田由美の色合いが強く出ている印象で、人物たちの動きや構図などは多田由美のコミックがそのまま動いているかのようでもある。

主人公の声を堺雅人が当てているのも購入動機のひとつだが、あまり喋らない役柄のため、採用意図は今ひとつ見えない。
一方で周りの声優陣にベテランを配しているため、声の面ではしっかり成立している。

ディスクは3枚組。2枚に全5話が収められている。
画質は確かにきれいだが、画面の比率はSDのままとなっているので、ワイドモニターでは左右に大きく黒い部分が残る。
3枚目にはHD画質も含めた次回作を予感させるような映像と、軍事評論家と元戦闘機乗りという写真家の対談。対談内容はともかく、軍事評論家の歯並びの悪さにHD画質で直視することはいささかためらわれる。

付録の設定資料集とダイキャストモデルは、さほど魅力的にも思えなかったが、ファンにはアピールするのであろう。

: 戦闘妖精雪風 Blu-ray

戦闘妖精雪風 Blu-ray

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August 20, 2007

FLAG Director's Edition 一千万のクフラの記録

女性戦場カメラマンの姿を描いたアニメーションのディレクターズカット版。初見。

駆け出しのカメラマン白州冴子は、内戦の続くアジアの小国で一枚の写真を撮影する。
その写真によって全世界に知られることとなった戦士たちが戦場で掲げた旗(フラッグ)は、一躍国連の和平交渉のシンボルとなる。

再度、小国に戻った冴子は国連からの依頼で秘密作戦の報道官として前線基地に配置される。
一方、冴子の先輩カメラマンである赤城圭一は、首都に残り国の抱える宗教対立や儀式を取材していく中で、前線に送り込まれている冴子の姿を見る。

全編に渡って、冴子もしくは赤城の撮影しているスチルもしくはビデオ映像の形で描かれているのはアニメとしては新鮮。
ディレクターズカット版と言うことで、多分に注目されるべきメカ関係の描写は最小限に抑えられており、当たり前の兵器として描写されている。

ストーリーも多少難しい政治抗争などの描写はあるものの、ハード近未来アニメーションの売り文句に違わない出来となっている。

主人公・冴子の声優として田中麗奈が演じていることも注目だったらしいが、明らかに周りと比べて下手であり、設定の初々しさを感じさせることを狙ったとは言い訳にしか聞こえないレベルになっている。

Blu-ray版の特典は「もう一つのFLAG」という監督とアニメ評論家による対談とオリジナル連続ものバージョンのダイジェスト。
画質は劣るが、メカ関係の映像はこちらで観ることができる。

: FLAG Director's Edition 一千万のクフラの記録

FLAG Director's Edition 一千万のクフラの記録

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February 14, 2007

okuda tamio Cheap Trip 2006(Blu-ray Disc)

2006年2月11日福岡サンパレス、同年2月13日博多ドラムロゴスで行われた奥田民生のライブを収録。

同内容のDVDはすでに発売されているが、未購入のため、Blu-ray Discを選択。
正直、ライブ映像でBlu-rayの意味はあるか疑問だったが、少なくとも映像の鮮明さは明らか。
そんな鮮明な映像で奥田民生の顔を見たいかという点はさておき、ワイド画面でステージ全体が入る映像は臨場感がある。

音質も当然ながらサラウンドで迫力はあるものの、DVDとの明らかに違うかは聴き比べているわけではないので不明。

メニューが若干分かりにくく、選択されているのかどうかの色分けが分かりにくい。
また、PLAYSTATION3での操作では、字幕表示を選択しているはずなのに表示されず、一度メニューに戻って選択し直さなければならない仕様(バグ?)が見られた。

価格にさほど差がないのであれば、こうしたコンテンツも今後はBlu-rayを選択していくことになるだろう。

okuda tamio Cheap Trip 2006

okuda tamio Cheap Trip 2006

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January 05, 2007

イノセンス (Blu-ray Disc)

人々が電脳化された近未来。少女型の愛玩用ロボットが暴走し、人間を殺傷するという事件を巡る話。

はっきり言って、サスペンスとしてはアクションシーンが少なく、謎解きもはっきりせずに観念的なセリフが多いため、問題なく楽しめる作品ではない。
それゆえ、DVDでは購入していなかった経緯がある。
今回、購入したのはPLAYSTATION3でBlu-ray Discの実力を早く感じたかったからだ。

結論から言えば、もうDVDには戻れないと思えた。
描かれている情報がきちんと再生されており、それは圧倒的ですらある。
本編はHD、映像特典はSDで収録されているのだが、それを比較しただけでも違いは明らか。
初めてDVDの映像を見たとき、VHSビデオの映像にはもう戻れないと感じた覚えがあるけれど、同じ感覚をBlu-ray Discにも感じた。

分かりやすい例で言えば、スタッフロールで読み取れない文字が一切なかった。
個人的にはそれだけでも十分な価値があると考えている。
今後、Blu-ray Discでの発売が決まっている作品はそちらを待つことになるだろう。

イノセンス (Blu-ray Disc)

イノセンス (Blu-ray Disc)

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